カタクリ(片栗)



「カタクリ(片栗)」


雑木林から「カタクリ」を。

これから咲き乱れると思われます。

蕾を参考までに掲載しました。


蟻に運ばれる種子ができるまでを画像でどうぞ。



キバナカタクリ」はこちらから。





画像1

2009.03.17「東京都薬用植物園」

画像2

2009.03.26「東京都薬用植物園」



画像3

2009.03.17「東京都薬用植物園」
出たばかりの蕾

画像4

2009.03.17「東京都薬用植物園」
出たばかりの蕾






画像5

2009.04.08「東京都薬用植物園」
種子

画像6

2009.04.15「東京都薬用植物園」
種子



画像5

2011.05.24「東京都薬用植物園」
種子

画像6

2011.05.26「東京都薬用植物園」
種子






画像1

2013.03.17「東京都薬用植物園」
発芽1年目の細い糸状の葉
先端には種子が見えます





【ネット検索から】

『 ユリ科 :カタクリ属。
学名:「 Erythronium japonicum 」。
比較的日光の差す落葉広葉樹林の林床に群生し、
早春に下を向いた薄紫から桃色の花を咲かせる。
葉には帯紫色の模様がある。

春を告げる「スプリング・エフェメラル」の一つ。
『スプリング エフェメラル』
“Spring Ephemeral:春の妖精、春のはかない命”と呼ばれて、
落葉樹が芽吹く前の早春に芽吹き花を咲かせ、
木々が葉を茂らせる初夏までには、
種子を実らせ地上部が枯れてしまい、
翌年の早春まで地下の根茎や種子だけで休眠に入る、
活動期間の短い植物の生態学的な言葉です。
セツブンソウ、アズマイチゲ、ヤマブキソウ、
カタクリ、アマナ、フクジュソウ、ニリンソウ、
コバイモ、エンゴサクの仲間などです。
ephemeral(エフェメラル)とは、昆虫のカゲロウのことで、
一日しか命の無いカゲロウのようにはかないことの意味から、
現れてすぐ消える短命な生き物のことを
云うようになったようです。

早春の3〜4月のみ地上部を展開し、
5月上旬頃には葉や茎は枯れてしまう。
花は一見、6枚の花弁に見えるが、
外側の3枚が萼片に相当し、
内側の3枚が花弁に相当する。
種子にはアリが好むエライオソームという物質が付いており、
アリに拾われることによって生育地を広げている。
(同様の例はスミレなどにも見られる)

発芽1年目の個体は細い糸状の葉(画像参照)を、
2年目から7〜8年程度までは
卵状楕円形の一枚の葉だけで過ごし、
鱗茎が大きくなり、二枚目の葉が出てから花をつける。
なお、鱗茎は毎年更新し、なおかつ旧鱗茎の下に
鱗茎が作られるため鱗茎は深くなる。

昔はこの鱗茎から抽出したデンプンを
片栗粉として調理に用いていたが、
近年は片栗粉というとほぼジャガイモから抽出した
デンプン粉のことを指すようになってしまった。

万葉集に残る、
「もののふの 八十乙女らが 汲みまがふ
寺井の上の 堅香子の花」(巻18)
に詠まれている「堅香子(カタカゴ)」は、
カタクリではないかと考えられている。
また、日本の富山県高岡市は「カタカゴ」の名で
カタクリを市の花に指定している。 』




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