ムラサキハナナ(紫花菜)



「ムラサキハナナ(紫花菜)」


薬用植物園での撮影ですが、雑木林に咲いている自生です。


ネットで調べて、初めて「ハナナ」の意味が判りました。

勉強になるなあ。


シベが面白かったので画像を追加しました。





「雑記」(2015.06)

『諸葛孔明が食料用に植えたとされる事から

「ショカツサイ(諸葛菜)」とも言う。』


中国のお土産で「孔明菜」をいただきました。

「諸葛菜」は本場では「孔明菜」なんだと感心しましたが、

見た目は「カブ(蕪)」なんですよ。

「ムラサキハナナ(紫花菜)」って「カブ(蕪)」なの?って疑問が。

また以前から野菜のおひたしで

何万人もの兵士のお腹が満足するの?って疑問もありました。

で、いつものネット検索!


なんとなんと!!


『孔明が10万人もの大軍を率いて南征に向かう途中、
野菜不足のせいで兵士が衰弱してゆきました。

なんとかせねばと孔明が目をつけたのが、
当時「蔓菁《まんせい》」と呼ばれていた、自生の蕪でした。

蕪は、痩せた土地でも早く大きく育つ上、葉も茎も根も食べられて、
生でも煮てもおいしく、干して漬ければ保存食にもなるし栄養価も高い……
と、いいことづくめです。

兵舎の周りで栽培させながら軍を進め、無事遠征を終えて
帰国する時も蕪を持ち帰り、各地で栽培させました。

これが蕪の人工栽培のはじまりとなり、
人々は孔明の功績をたたえ、蔓菁を
「諸葛菜《しょかつさい》」と呼ぶようになったのだそうです。』

ですって。


「カブ(蕪)」だったのですね。

日本でどうして「ムラサキハナナ」が「ショカツサイ」に

なっちゃったんだろうね?


ちなみに、「カブ(蕪)」はアブラナ科アブラナ属の越年草。

代表的な野菜(根菜類)の一つです。

また、「カブ(蕪)」の別名は「ショカツサイ」って明記されてますね。





ムラサキハナナ画像1

2009.03.18「東京都薬用植物園」

ムラサキハナナ画像2

2009.03.18「東京都薬用植物園」



ムラサキハナナ画像1

2011.04.19「散策路」

ムラサキハナナ画像3

2010.04.19「散策路」



ムラサキハナナ画像1

2016.03.23「東京都薬用植物園」





【ネット検索から】

『 アブラナ科 :オオアラセイトウ(ムラサキハナナ)属。
学名:「 Orychophragmus violaceus 」。
別名は、「ショカツサイ(諸葛菜)」、
「オオアラセイトウ」、「ハナダイコン(花大根)」。
(むらさき色の食べられる菜と言うことで
「ムラサキハナナ」の名があり、
ダイコンと同じアブラナ科の花なので、
「ハナダイコン」とも呼ばれ、
又、諸葛孔明が食料用に植えたとされる事から
「ショカツサイ」とも言う。)

正式名は牧野富太郎博士の命名した
「オオアラセイトウ(大紫羅欄花)」です。
春にアブラナ科特有の十字形をした、
紫色の小さな4弁花を咲かせる耐寒性一・ニ年草です。
草丈は20〜50cmで、一重の花は
紫〜藤色の花径2.5pほど。
花名にあるハナナ(花菜)とは、
黄色い花の咲く「ナノハナ(菜の花)」のことで、
紫花菜とは紫色の菜の花という意味になります。
花の中央に6本の雄しべと1本の雌しべがあり、
雄しべの葯(ヤク、先端部)と雌しべの柱頭は
いずれも黄い色をしています。

普通、花の名は一般に流通する名前があって、
地方地方で独特の呼び名があり、
それがもめる元になった事は無いが、
この花は一般に流通する名前が三つも四つもあり、
その為、新聞紙上で論争がおこり、
植物学者でもあった当時の天皇陛下が 
「牧野富太郎が最初にオオアラセイトウと
名付けたのだからそれでいいではないか」
と勅裁されたという有名な逸話があります。』




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