「タンポポ(蒲公英)」
英語の「 dandelion 」は皆さん知ってますよね。
「カントウタンポポ(関東蒲公英)」を追加しました。
「シロバナタンポポ(白花蒲公英)」を追加しました。
背の高い「
ヤナギタンポポ」はこちらから。
似ているニガナ属の「
オオジシバリ」はこちらから。
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【ネット検索から】 |
『 キク科 :タンポポ属 。 |
「タンポポ(蒲公英)」は、キク科:タンポポ属の |
多年生植物の総称である。 |
古典園芸植物の1つで、 |
江戸時代幕末には園芸化され、数十の品種があった。 |
英名の「 dandelion 」はフランス語で |
「ライオンの歯」を意味する |
「 dent-de-lion 」に由来するが、 |
これはギザギザした葉が |
ライオンの牙を連想させることによる。 |
多くの種では、黄色い花を咲かせ、 |
綿毛(冠毛)のついた種子を作る。 |
舌状花と呼ばれる小さな花が円盤状に集まり、 |
頭花を形成している。 |
そのため、頭花が一つの花であるかのように見える。 |
(これは、キク科植物共通の特徴である) |
舌状花1つに計5つの花びらをつけるが、 |
1つに合着した合弁花冠であるため |
1つの花びらをつけているように見える。 |
舌状花の中央部は雌蕊が伸び、 |
雄蕊が計5本合着している。 |
舌状花の下端には子房があり、 |
その上部から白い冠毛が生えている。 |
朝花が開き、夕方花が閉じる。 |
「カントウタンポポ」 |
学名:「Taraxacum platycarpum 」 |
別名は、「アズマタンポポ」。 |
分布地域は、関東地方、山梨県、静岡県。 |
根生葉はロゼット状に出て、 |
葉は倒披針形でやわらかく |
縁はかけるか羽状に深く裂けています。 |
外片は反り返らずに内片について直立しています。 |
「シロバナタンポポ」 |
学名:「 Taraxacum albidum 」 |
「シロバナタンポポ」は日本在来種であり、 |
本州関東以西、四国、九州に分布し、西の方ほど多い。 |
カンサイタンポポとケイリンシロタンポポが |
交雑して出来た種である事が確認されている。 |
2〜5月にかけて白い花をつける。 |
頭花(花に見える部分全体)のサイズは |
直径3.5〜4.5cmほどになる。 |
白く見える部分は舌状花の |
花冠(「花びら」に見える部分)で、 |
中央の花柱部は黄色である。 |
舌状花は1つの頭花におよそ100個ほどで、 |
他種と比べて比較的少ない。 |
ゆえに結実する種子も比較的少ないが、 |
他の日本在来種の主なタンポポとは違い、 |
5倍体で単為生殖が可能である。 |
全草を乾燥したものは |
蒲公英(ほこうえい)という生薬として用いられ、 |
解熱、発汗、健胃、利尿などの作用がある。 |
「セイヨウタンポポが日本古来の |
タンポポを駆逐してしまった」 |
というような記述が見られるが、 |
これは正確には誤りである。 |
セイヨウタンポポは在来種よりも |
生育可能場所が多く、かつ繁殖力が高いが、 |
その反面で多くの在来種よりも低温に弱く、 |
初春から初夏にかけての寒暖差が |
激しい条件下では生育できない場合も多い。 |
相対的に在来種の割合が減っただけで、 |
在来種も一定の個数で存在している。 |
見分け方としては花期に花の下部の |
総苞片が反り返っているのが外来種で、 |
反り返っていないのが在来種。 』 |
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