スミレ(菫)



「スミレ(菫)」


「スミレ」は種類が多く、違いが難しいですね。

間違っていたらごめんなさい。

ようやく普通の「スミレ」の画像が撮れました。


他に、

「アリアケスミレ(有明菫)」・「アオイスミレ(葵菫)」

「ニオイスミレ(匂菫)」・「タチツボスミレ(立坪菫)」

「ヒゴスミレ(肥後菫)」・「アメリカスミレサイシン(亜米利加菫細辛)」

「キクバスミレ(菊葉菫)」・「ヒメスミレ(姫菫)」

「ツボスミレ(坪菫、ニョイスミレ(如意菫))」。


「ツボスミレ(坪菫、ニョイスミレ(如意菫))」の画像は違うかも。


「ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)」の画像を追加しました。


あとは「ノジスミレ(野路菫)」を探さなくては。


「閉鎖花」2種の画像を追加しました。

熟した果実が撮影できました。





画像1

2010.04.08 「東京都薬用植物園」
スミレ

画像2

2010.04.08 「東京都薬用植物園」
スミレ



画像1

2010.04.13 「東京都薬用植物園」
スミレの葉






画像1

2009.04.12 「東京都薬用植物園」
アリアケスミレ

画像2

2009.04.12 「東京都薬用植物園」
アリアケスミレ






画像3

2010.03.18 「東京都薬用植物園」
アオイスミレ

画像4

2010.03.18 「東京都薬用植物園」
アオイスミレ



画像3

2010.05.04 「東京都薬用植物園」
アオイスミレの葉






画像5

2010.03.18 「東京都薬用植物園」
ニオイスミレ

画像6

2010.03.18 「東京都薬用植物園」
ニオイスミレ



画像7

2009.03.27 「東京都薬用植物園」
ニオイスミレ八重

画像8

2009.03.27 「東京都薬用植物園」
ニオイスミレ八重






画像9

2010.03.27 「東京都薬用植物園」
タチツボスミレ

画像10

2010.03.27 「東京都薬用植物園」
タチツボスミレ






画像11

2010.03.31 「東京都薬用植物園」
ヒゴスミレ

画像12

2010.03.31 「東京都薬用植物園」
ヒゴスミレ



画像11

2010.04.19 「東京都薬用植物園」
ヒゴスミレの葉



画像11

2020.03.21 「東京都薬用植物園」
ヒゴスミレ
赤花






画像13

2010.03.31 「東京都薬用植物園」
アメリカスミレサイシン

画像14

2010.03.31 「東京都薬用植物園」
アメリカスミレサイシン



画像13

2010.04.30 「東京都薬用植物園」
アメリカスミレサイシン(白色)

画像14

2010.04.30 「東京都薬用植物園」
アメリカスミレサイシン(白色)






画像15

2010.04.19 「散策路」
キクバスミレ

画像16

2010.04.19 「散策路」
キクバスミレ



画像17

2010.04.19 「散策路」
キクバスミレの葉






画像3

2012.04.20 「東京都薬用植物園」
ヒメスミレ(10円玉との比較)

画像4

2012.04.20 「東京都薬用植物園」
ヒメスミレ



画像3

2011.04.30 「東京都薬用植物園」
ヒメスミレの葉(葉柄に翼はなく、裏面は紫色を帯びる)






画像18

2010.04.30 「散策路」
ツボスミレ

画像19

2010.04.30 「散策路」
ツボスミレ



画像20

2010.04.30 「散策路」
ツボスミレ

画像21

2010.04.30 「散策路」
ツボスミレ






画像18

2015.03.26 「東京都薬用植物園」
ナガバノスミレサイシン

画像19

2015.03.26 「東京都薬用植物園」
ナガバノスミレサイシン



画像18

2015.03.31 「東京都薬用植物園」
ナガバノスミレサイシン






画像18

2011.05.18 「東京都薬用植物園」
閉鎖花・タチツボスミレ(有茎種)

画像19

2011.06.03 「東京都薬用植物園」
閉鎖花・タチツボスミレ(有茎種)



画像18

2011.06.08 「東京都薬用植物園」
閉鎖花・タチツボスミレ(有茎種)



画像18

2011.06.03 「東京都薬用植物園」
閉鎖花・アリアケスミレ(無茎種)

画像18

2011.05.31 「東京都薬用植物園」
閉鎖花・アリアケスミレ(無茎種)






画像18

2011.06.18 「東京都薬用植物園」
タチツボスミレ

画像19

2011.06.18 「東京都薬用植物園」
タチツボスミレ






画像18

2011.06.08 「東京都薬用植物園」
アリアケスミレ
種子が熟し、閉鎖花が上を向きました

画像19

2011.06.08 「東京都薬用植物園」
アリアケスミレ
真上からの閉鎖花



画像18

2011.06.04 「東京都薬用植物園」
アリアケスミレ
10時撮影

画像19

2011.06.04 「東京都薬用植物園」
アリアケスミレ
12時撮影(数が減っています)



画像18

2011.06.04 「東京都薬用植物園」
アリアケスミレ
15時撮影(全部飛んでしまった。斜め上から)

画像19

2011.06.04 「東京都薬用植物園」
アリアケスミレ
15時撮影(全部飛んでしまった。真上から)



画像19

2011.06.04 「東京都薬用植物園」
アリアケスミレ
種子を飛ばし、また開いた(雨が降ったから?)





【ネット検索から】

『 スミレ科 :スミレ属 。
日本には約60種が自生し、
またその変種が数十種類と大変多い。
地上茎がのびて葉が互性する有茎種と
地上茎が発達せず葉や花柄が根もとからでる
無茎種とに分けられます。
有茎種にはタチツボスミレやツボスミレ、
無茎種にはスミレやアリアケスミレなどがあります。


「スミレ(菫)」
学名:「 Viola mandshurica 」。
種としての「スミレ(菫)」は、
茎は地中で短く、立ち上がらない。
地上茎はなく、花は大きく濃紅紫色で
左右の花弁内側に白毛が密生し、
葉柄に翼のある長い葉をもつのが特徴です。

「アリアケスミレ(有明菫)」
学名:「 Viola betonicifolia var. albescens 」。
本州から九州、朝鮮・中国に分布する多年草。
人家周辺で出会うことができる白いスミレの代表格です。
花期は4月〜5月。
草丈は5〜15cmくらい。
花は根元から出て、白地に濃紫色の筋が入り、
筋の多さには個体差があって、ほぼ白色から
全体的には淡い紫色に見える程度のものまでがある。
葉の形はスミレとよく似ており、長く伸びて5.5〜8cm。
葉っぱが細長いのが特徴です。
花は側弁に毛があり、距は短い。
名前は、変化に富む花の色を
明け方ころの空にたとえてつけられたそうです。

「アオイスミレ(葵菫)」
学名:「 Viola hondoensis 」。
別名「ヒナブキ」。
名前の由来は葉がフタバアオイに似ているため。
スミレ属のなかで目だって花期の早いもののひとつ。
落葉樹林の縁など半陰地に群生する多年草。
草丈3〜8cm。
雌しべの花柱の先がカギ型に曲がる、
果実は球形で毛深い、のが特徴。
完熟すると果皮がよじれて割れ、付近にこぼれおちる。
種子を弾き飛ばす仕組みを持たなくて、
アリと双利共生の関係にあるアリ散布植物である。

「ニオイスミレ(匂菫)」
学名:「 Viola odorata 」。
寒さには強いが暑さにはかなり弱い帰化種の多年草である。
別名を「スイートバイオレット」。
草丈10〜15cmで、茎は匍匐し、葉は根生で、
他のスミレ類と同じく、ハート形である。
左右相称の5弁花で、
すみれ色またはヴァイオレット・カラーと呼ばれる
明るい藍色が基本だが、
薄紫・白・淡いピンクなどもあり、八重咲きもある。
バラ、ラヴェンダーとならぶ香水の原料花として、
古くから栽培されている。
アリと双利共生の関係にあるアリ散布植物である。
種子や根茎には神経毒のビオリン等があり、
嘔吐や神経マヒを発症することがある。
ヨーロッパでは消炎剤として利用されている。

「タチツボスミレ(立坪菫)」
学名:「 Viola grypoceras 」。
種としてのスミレも普通種であるが、
それ以上に普通種であり、
日本を代表するスミレがタチツボスミレである。
根出葉は細い葉柄があって、葉身はハート形(心形)。
葉にはあまり艶がない。
花期は3〜5月。
花茎は葉の間から出て立ち上がり、
先端がうつむいて花を付ける。
花は典型的なスミレの花の形だが、
スミレより丸っこく、花色は薄い紫が普通。

「ヒゴスミレ(肥後菫)」
学名:「 Viola chaerophylloides f. sieboldiana 」。
山野の日当たりのよいところに生える。
草丈7〜10cm。
葉は5裂し、各裂片はさらに細かく裂ける。
長さ3〜6cm。 
花は白色が多い。
花の直径は1.5〜2cm。
花には芳香がある。
類似種の「エイザンスミレ」は葉が3裂し、
花期が10日ほど早い。

「アメリカスミレサイシン(亜米利加菫細辛)」
学名:「 Viola sororia 」。
帰化種で、北米原産。
種小名である「ビオラ・ソロリア」で呼ばれることが多い。
葉は心形で、基部は丸く巻き込みます。
花は大きく、縦横3cm位にもなり、
側弁基部には沢山の太く長い白毛がある。
(タチツボスミレやスミレサイシンには毛が無い)
また、このスミレは山葵の様な形をした
かなり大きな地下茎を形成するのが特徴。

「キクバスミレ(菊葉菫)」
学名:「 Viola palmata 」。
別名「クワガタスミレ(鍬形菫)」、
「ビオラ・パルマータ 」とも。
北アメリカ原産のすみれです。
手のひら状の(=palmate)葉が特徴。
草丈は10cmほど。

「ヒメスミレ(姫菫)」
学名:「 Viola confusa 」。
草丈4〜8cm。 
葉は三角形で、基部はハート形。
長さ3〜4cm。 
葉の裏面は紫色を帯びる。 
葉柄に翼はない。
葉縁には鋸歯がある。
花は濃紫色。 
花の直径1〜1.5cm。

「ツボスミレ(坪菫)」
学名:「 Viola verecunda 」。
多年草。
「ニョイスミレ(如意菫)」とも呼ばれる。
全体に小柄で、茎はよく伸びて往々にして地表を這い、
花はあまり高く出ないので、
あまり目立たない植物である。
地下茎はごく短く、地上に根出葉と複数の茎を伸ばす。
茎は斜めに伸びるか横に這い、間を空けて葉をつける。
草丈は5〜25cmほど。
葉は丸っこく、基部は深く心形になるので、
全体としてはきれいなハート形の葉である。
葉柄は根出葉では長く、茎葉では短い。
葉は柔らかく、緑色でつやがなく、無毛。
葉の縁には粗くて背の低い鋸歯がある。
花は匍匐する茎の葉腋から出て、花柄は立ち上がり、
葉より少し上に出て花をつける。
花色は白で、上弁は反り返る。
花弁には基部に向けて紫の筋が入る。
花弁はやや細め。
距は丸くて短い。

「ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)」
学名:「 Viola bissetii 」。
日本海側に分布するスミレサイシンに似ていて、
太平洋岸に分布する日本の固有種。
葉はスミレサイシンの葉を細長くした形で、
長さ5〜8p。
葉の基部は心形。
茎や葉の裏はやや紫色を帯びるが、葉の表は緑色。
花は直径約2pと小形で、
花弁は細く、花の色は淡紫色。
側弁は無毛。
スミレサイシンと同様に雌しべの柱頭が
くちばし状になる。
距は太くて、短く、花と同色。



「スミレの閉鎖花」
「閉鎖花」と言うのは、
花弁が無く、開く前に自家受粉で受精して、
開いたときには成熟した種子だけが
出て来る「花」である。
スミレには、春の終わりから晩秋まで
次々と緑白色の蕾ができます。
この緑白色の花はつぼみの状態のままで
決して開花することはありません。
スミレの開花するほうの花(開放花)は
ほとんど結実することはなく、
この「つぼみ」のほうが、もっぱら結実して
種族を残す役目を担っています。

閉鎖花にも「おしべ」と「めしべ」が備わっていて、
硬く閉ざされたつぼみの状態のまま、
「めしべ」が同じ花の「おしべ」の花粉で受粉し、
そのまま結実して種子を作るのです。
つまり、「自花受粉」をしてしまうのです。
「閉鎖花」をつけるのは、確実に受粉して、
結実するためと言われています。

スミレの「閉鎖花」は、中の種が成熟すると、
うなだれていた首を真っ直ぐに伸ばし、
果実が熟すと三つに割れます。
割れた殻のそれぞれが縦に閉じ、
その閉じる力を利用して
中の種子を周囲にはじき飛ばします。
2m以上は飛ぶようです。
殻が縦に閉じるのは、乾燥による変形のようです。
また、種を飛ばし終わった後の
閉じた殻は雨に合うと再び開きます。

花の構造や花粉の性状からは、本来「虫媒花」で、
「他花受粉」の花であったものと思われます。
それが何時の間にか昆虫たちの媒介による
受粉を当てにせずに、「自花受粉」するようになり、
さらにもっと受粉を確実にするために
「閉鎖花」を生ずるようになったと考えられます。 』




「季節の花・日常」に戻る 「花一覧」に戻る
inserted by FC2 system