ムユウジュ(無憂樹)



「ムユウジュ(無憂樹)」


昨年、この花を「はなせんせ」に出し、ちょっとした騒ぎになりました。

国内で花の咲くのは初めてだ!なんてね。

実際には、沖縄を除いて、種子がなってないそうです。


新葉もピンクで綺麗です。



さて、事件なのか?(上記記載は2009年。今は2015年。)

なんと、莢ができました。

果たして種子ができるのか?



(A職員さんとの雑談のなかで。

何故今年は莢ができたんだろうの話になりました。

で、A職員さんが、今年の春は暑かったねえって。

確かに2015年の春は1週間ほど暑い日が続きました。

それが原因かな?

温室といえど、そうそう温度は上げられませんからね。)



莢が1つ落ちてしまいました。

落ちた莢を見させてもらいましたが、そこそこ重くかなり固い。

どうやら種子は無理かなぁ〜。





「サラソウジュ(沙羅双樹、娑羅双樹)」の画像を追加しました。

まだ幼木です。

これで「東京都薬用植物園」に「仏教の三大聖樹」が揃いました。




「何故1本なのに「双樹」なのか?」


お釈迦さまが涅槃を迎えられた時、

「サラノキ」が4隅に2本づつ生えていたとされています。

根は1つで、そこから2本の幹が出ていたそうです。

それが根が別れ2本の樹木になったそうです。

そこから「サラ」「双樹」になったとのこと。




さて、「沙羅双樹」と言えば平家物語の「沙羅双樹の花の色」。

ネット検索しましたが、諸説ありすぎでした。

作者に解説してもらわないとわかりませんね。




ネット検索で「沙羅双樹」の花を見ました。

イエライシャン」の感じかな。

花びらが白で中央が黄色でしょうか。






ムユウジュ画像1

2009.04.23 「東京都薬用植物園」

ムユウジュ画像2

2009.04.23 「東京都薬用植物園」



ムユウジュ画像3

2009.04.23 「東京都薬用植物園」
ピンクの新葉



ムユウジュ画像3

2014.01.21 「東京都薬用植物園」



ムユウジュ画像3

2014.01.21 「東京都薬用植物園」




ムユウジュ画像3

2015.05.26 「東京都薬用植物園」
さて、種子ができるのか?



ムユウジュ画像3

2015.06.16 「東京都薬用植物園」
1つ落っこちて、莢は2つに
どうやら種子は無理のようです






サラソウジュ画像1

2015.06.16 「東京都薬用植物園」
サラソウジュ

サラソウジュ画像2

2015.06.16 「東京都薬用植物園」
サラソウジュ



サラソウジュ画像1

2015.06.16 「東京都薬用植物園」
サラソウジュ





【ネット検索から】

『 マメ科 :ムユウジュ属 。
学名:「 Saraca asoca (Saraca indica) 」。
お釈迦さまがこの木 の下で生まれたとされ、
悟りを開かれた「 菩提樹」、
涅槃を迎えられた「沙羅双樹」とともに、
仏教の三大聖樹とされています。
アジア各地の寺院には必ずと言っていい程
この無憂樹が植栽されています。

高さは7〜8mのマメ科の常緑小高木です。
小葉が6〜12対着く羽状複葉をしています。
新葉も美しく、ピンク色の
鮮やかな色をしているのを見かけます。
そして次第に白色になり、緑色に変わります。
春先に赤〜オレンジ色の花を付けるが、
色の付いた部分は萼で花弁は退化している。
花の後に莢をつけ、大きな豆ができる。



「サラソウジュ(沙羅双樹、娑羅双樹)」
フタバガキ科 :ショレア(サラノキ)属 。
学名:「 Shorea robusta 」。
「シャラソウジュ」、「サラノキ」、「シャラノキ」ともいう。
インドから東南アジアにかけて広く分布。
幹高は30m直径1mにも達する常緑高木。
春に白い花を咲かせ、ジャスミンにも似た香りを放つ。
材は堅く、じょうぶで建築材とする。

日本各地の寺院では本種の代用として
ツバキ科の「 ナツツバキ」が植えられることが多い。
そのため「ナツツバキ」が「沙羅双樹」と呼ばれることもあるが、
本種とはまったくの別種である。 』




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