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『 モクレン科 :モクレン属 。 |
学名:「 Magnolia obovata 」、
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あるいは「 Magnolia hypoleuca 」。
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落葉高木で、樹皮は灰白色、
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きめが細かく、裂け目を生じない。 |
葉は大きく、長さ30cm以上、時に40cmにもなり、
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葉の大きさではトチノキに並ぶ。 |
葉柄は3〜4cmと短い。 |
葉の形は倒卵状楕円形、やや白っぽい明るい緑で、
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裏面は白い粉を吹く。 |
互生するが、枝先に束生し、輪生状に見える。 |
花も大型で大人の掌に余る白い花が輪生状の葉の |
真ん中から顔を出し、真上に向かって開花する。 |
白色または淡黄色、6月ごろ咲き芳香がある。 |
ホオノキは花びらの数が多くらせん状に配列し、 |
がく片と花弁の区別が明瞭ではないなど、 |
モクレン科の植物の比較的原始的な
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特徴を受け継いでいる。 |
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本種は強い他感作用(アレロパシー)を
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示すことが知られている。 |
本種の樹冠下では、他の植物が生えることは少ない。 |
これは、落葉や根などから分泌される
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他感物質により他の種子発芽や、 |
発芽した植物の生育が強く抑制されるためである。 |
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葉は芳香があり、殺菌作用があるため食材を包んで、 |
朴葉寿司、朴葉餅などに使われる。 |
葉が大きいので古くから食器代わりに
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食物を盛るのに用いられてきた。 |
6世紀の王塚古墳では、玄室の杯に
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ホオノキの葉が敷かれていたのが見つかった。 |
材は堅いので
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下駄の歯(朴歯下駄)などの細工物に使う。 |
樹皮は厚朴または和厚朴といい、生薬にする。』 |
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モクレン属の主な樹木
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モクレン( Magnolia liliiflora )
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ハクモクレン( M. heptapeta )
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・
コブシ( M. kobus )
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タイサンボク( M. grandiflora )
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・ホオノキ( M. obovata )
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・
タムシバ( M. salicifolia )
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・
オウヨウコウボク( M. officinalis var. biloba )
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・
サンギョクラン( M. delavayi )
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