ガンピ(雁皮)



「ガンピ(雁皮)」


意外にすっきりとした、花と葉。



植物粘液として用いられている 「 トロロアオイ」はこちらから。





ガンピ画像1

2009.05.21 「讃岐・満濃公園」

ガンピ画像2

2009.05.21 「讃岐・満濃公園」





【ネット検索から】

『 ジンチョウゲ科 :ガンピ属。
学名:「 Diplomorpha sikokiana 」。
奈良時代から製紙原料として用いられている。
別名は「カミノキ」。
四国、九州、静岡、兵庫などに多く、暖地を好む。
高さ1〜3m、枝は褐色、葉は卵型で互生し、
初夏に枝端に黄色の小花を頭状に密生する。
花には花弁がなく、先端が四裂して黄色。
下部が筒状で白色のガクを持ち、
花後はガクを伴ったそう果を結ぶ。
花の付き方は ジンチョウゲミツマタと似ている。

繊維は 楮(コウゾ)の3分の1程度と短く、
その質は優美で光沢があり、
平滑にして半透明でしかも粘性があり
緊縮した紙質となる。
遣唐使と共に唐に渡った最澄が、わざわざ土産として
筑紫の斐紙(雁皮紙)を200張り持参している。
紙の先輩国である中国に、土産として
持参できるほどに高い評価を得ていたことになる。
ガンピの名の由来は、
カニヒ(伽尼斐)という植物の古名から転化したという説と、
カミヒ(紙斐)が訛ったともいわれている。』




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