「シナノキ(科の木)」
ガクの透明感がわかりますでしょうか。
「花をつける枝(花序)と花序の付け根にある
ヘラ形の葉(苞葉)が途中まで合着」の画像を追加しました。
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【ネット検索から】 |
『 シナノキ科 :シナノキ属 。 |
学名:「 Tilia japonica 」。 |
日本特産種。 |
九州から北海道までの山地に分布するが、 |
基本は寒い温帯地方の植物です。 |
幹の直径は1m、樹高は20m以上になる。 |
樹皮は暗褐色で、表面は薄い鱗片状で |
縦に浅く裂けやすい。 |
葉は互生し、長さ6〜9cm、幅5〜6cmで |
先のとがった左右非対称の心型。 |
周囲には鋸状歯がある。 |
春には鮮やかな緑色をしているが、 |
秋には黄色に紅葉する。 |
初夏に淡黄色の小さな花をつける。 |
花は集散花序で花柄が分枝して下に垂れ下がる。 |
花序の柄には苞葉をつける。 |
(花をつける枝(花序)と |
花序の付け根にあるヘラ形の葉(苞葉)が |
途中まで合着しています。) |
果実はほぼ球形で、秋になって熟すと |
花序とともに落ちる。 |
近種に「セイヨウシナノキ(セイヨウボダイジュ、 |
リンデンバウム、「 Tilia x europaea 」)」がある。 |
シューベルトの歌曲『リンデンバウム』 |
(歌曲集『冬の旅』、和名『菩提樹』)で有名。 |
長野県の古名である信濃は、 |
古くは「科野」と記したが、 |
シナノキを多く産出したからだといわれている。 |
樹皮は「シナ皮」とよばれ、繊維が強く |
主にロープの材料とされてきた。 |
古くは木の皮の繊維で布を織り衣服なども作られた。 |
木部は白く年輪が不明瞭で、 |
柔らかく加工しやすいが耐久性に劣る。 |
合板や割箸、マッチの軸、アイスクリームのへら、 |
鉛筆材、木彫りの民芸品などに利用される。 |
また、花からは良質の蜜が採取できる。 』 |
「 ボダイジュ(菩提樹)」 |
シナノキ科 :シナノキ属 。 |
学名:「 Tilia miqueliana 」。 |
中国原産の落葉高木。 |
高さは10mほど。 |
花期は6〜7月頃で淡黄色の花を咲かせる。 |
花をつける枝(花序)と |
花序の付け根にあるヘラ形の葉(苞葉)が |
途中まで合着しています。 |
日本へは、臨済宗の開祖栄西が |
中国から持ち帰ったと伝えられ、 |
各地の仏教寺院によく植えられている。 |
中国では熱帯産の「インドボタイジュ」が |
生育には適さないため、葉の形が似ている |
シナノキ科の「ボダイジュ」を菩提樹としたと言われる。 |
「ボダイジュ」の木の下で悟りをひらいたという |
故事にちなむ、お釈迦さまの「ボダイジュ」は、 |
インド原産のクワ科イチジク属の常緑高木の |
「 インドボダイジュ」で、全くの別種です。 |
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