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『 アサ科 :カラハナソウ属。 |
学名:「 Humulus lupulus 」。
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和名は「セイヨウカラハナソウ(西洋唐花草)」。 |
かつてはクワ科とされていたが、托葉が相互に合着しない、
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種子に胚乳がある等の理由でアサ科として分けられた。
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蔓性で雌雄異株。 |
毬花はビールの原料の一つで、
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苦味、香り、泡に重要であり、 |
また雑菌の繁殖を抑え、
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ビールの保存性を高める働きがある。 |
ツルの高さは7〜12mになる。 |
また多年生植物であるため、一度植えられると |
その根株は10〜30年引き抜かれずに使用される。 |
雌株には「毬花」と呼ばれる松かさに似た |
花のようなもの(本当の花ではない)をつけ、
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この毬花がビールの原料になる。 |
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紀元前の相当古い時代から西アジアおよび |
ヨーロッパの山地に野生のホップが自生していたとされ、
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紀元前6世紀頃には、 |
メソポタミア地方の新バビロニア王国や
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カフカス山脈付近のカフカス民族が |
ビールに野生ホップを使用していたようである。 |
1516年バイエルン公ヴィルヘルム4世により、 |
ビール純粋令:「ビールハ、麦芽・ホップ・
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水ノミヲ原料トス」が定められた。 |
ビール以外の目的では、
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生薬としても健胃、鎮静効果があるとされ、 |
またハーブの一種として
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ヨーロッパでは民間薬として用いられている。
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「カラハナソウ(唐花草)」
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アサ科 :カラハナソウ属。
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学名:「 Humulus lupulus var. cordifolius 」。
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母種である「ホップ」の日本産野生種。
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つる性で雌雄異株の多年草。
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葉は長い柄をもち、つるに対生し、
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形は広卵形で3〜5裂する場合があり、
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縁は荒い鋸歯状になる。
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花期は8〜9月で、雄株につく雄花穂は、
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つるの先に円錐状に垂れ下がる。
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雌株につく雌花が変化した果穂は、
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松かさに似た2〜3cmの卵円形になり、
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短い柄をもって垂れ下がる。
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「カナムグラ(鉄葎)」
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アサ科 :カラハナソウ属。
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学名:「 Humulus japonicus 」。
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一年草。
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和名「鉄葎」は強靭な蔓を鉄に例え、
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「葎」は草が繁茂して絡み合った様を表すように、
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繁茂した本種の叢は強靭に絡み合っており、
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切ったり引き剥がしたりすることは困難である。
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雌雄異株のつる植物。
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葉は5〜12cm程度の深く切れ込んだ掌状で、
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対生し、鋸歯が多く表面はざらつく。
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茎から葉柄にかけて鋭いとげがある。
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花期は8〜10月で、雄株は分枝した花茎を伸ばし、
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多数の淡緑色の花をつける。
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また雌花は、株の葉腋から花茎を伸ばし、
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先端に苞に包まれた穂状の花をつける。
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雌花は受粉後に成熟して
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果実となると赤紫色を帯びる。 』 |