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『 ミツガシワ科 :アサザ属。 |
学名:「 Nymphoides peltata 」。
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スイレンに似た丸い葉が水面に浮くことから、
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スイレン属( Nymphaea )に似た植物ということで
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「 Nymphoides 」という属名がつけられた。
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名前は浅い水辺に生えるところから
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”浅く咲く”からきている。 |
また、「朝早く咲く」→「朝咲」→
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「あさざ」との説もある。 |
別名は、「ハナジュンサイ(花蓴菜)」。
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ユーラシア大陸の温帯地域に生息し、 |
日本では本州や九州などの湖沼や池に生息する。 |
浮葉性植物で、地下茎をのばして生長する。 |
スイレンに似た切れ込みのある浮葉をつける。 |
若葉は食用にされることもある。 |
夏から秋にかけて黄色の花を一日花として咲かせる。 |
五枚ある花弁の周辺には細かい裂け目が多数ある。 |
花から産生された種子は翌年に発芽するほか、 |
シードバンク(埋土種子)を形成して、
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数年間休眠することもある。 |
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各地でアサザ個体群の保全や復元、
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ひいては流域環境の保全を目的として、 |
植栽やシードバンクの掘り出しといった
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復元、保全活動が行われている。 |
保全活動の代表的なものとして、 |
霞ヶ浦や北浦で行われている
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「アサザプロジェクト」が挙げられる。
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「万葉集」には、
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「阿邪左(あざさ)結ひ垂れ」と詠まれ、
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「古今和歌集」には、
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「みるからに思ひますだの池に生ふる
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あさざのうきて世をばへよとや」
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と詠まれているように、古くから日本人の生活の中で、
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慣れ親しんできた水草である。
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『訂正』
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ご指摘がありました。(2017.08.17)
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古今和歌集に歌は詠まれていないと。
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あえてそのままにしておきます。
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ご注意ください。
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ご指摘ありがとうございました。
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