アサザ(浅沙、阿佐佐)



「アサザ(浅沙、阿佐佐)」


地下茎は、数100mも伸びるとか。





アサザ画像1

2009.06.11 「東京都薬用植物園」

アサザ画像2

2009.06.11 「東京都薬用植物園」



アサザ画像3

2010.06.05 「東京都薬用植物園」





【ネット検索から】

『 ミツガシワ科 :アサザ属。
学名:「 Nymphoides peltata 」。
スイレンに似た丸い葉が水面に浮くことから、
スイレン属( Nymphaea )に似た植物ということで
「 Nymphoides 」という属名がつけられた。
名前は浅い水辺に生えるところから
”浅く咲く”からきている。
また、「朝早く咲く」→「朝咲」→
「あさざ」との説もある。
別名は、「ハナジュンサイ(花蓴菜)」。

ユーラシア大陸の温帯地域に生息し、
日本では本州や九州などの湖沼や池に生息する。
浮葉性植物で、地下茎をのばして生長する。
スイレンに似た切れ込みのある浮葉をつける。
若葉は食用にされることもある。
夏から秋にかけて黄色の花を一日花として咲かせる。
五枚ある花弁の周辺には細かい裂け目が多数ある。
花から産生された種子は翌年に発芽するほか、
シードバンク(埋土種子)を形成して、
数年間休眠することもある。

各地でアサザ個体群の保全や復元、
ひいては流域環境の保全を目的として、
植栽やシードバンクの掘り出しといった
復元、保全活動が行われている。
保全活動の代表的なものとして、
霞ヶ浦や北浦で行われている
「アサザプロジェクト」が挙げられる。

「万葉集」には、
「阿邪左(あざさ)結ひ垂れ」と詠まれ、
「古今和歌集」には、
「みるからに思ひますだの池に生ふる
あさざのうきて世をばへよとや」
と詠まれているように、古くから日本人の生活の中で、
慣れ親しんできた水草である。

『訂正』
ご指摘がありました。(2017.08.17)
古今和歌集に歌は詠まれていないと。

あえてそのままにしておきます。
ご注意ください。
ご指摘ありがとうございました。 』




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