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『 アジサイ(ユキノシタ)科 :アジサイ属。 |
学名:「 Hydrangea 」。
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アジサイ科アジサイ属の植物の総称である。 |
学名は「水の容器」という意味で、 |
そのまま「ヒドランジア」あるいは
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「ハイドランジア」ということもある。 |
日本原産。 |
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いわゆる最も一般的に植えられている |
球状のアジサイはセイヨウアジサイであり、
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日本原産のガクアジサイを改良した品種である。 |
一般に花と言われている部分は装飾花で、 |
本来の花は中心部で小さくめだたない。 |
花びらに見えるものは萼(がく)である。 |
セイヨウアジサイではすべてが装飾花に変化している。 |
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花の色は、アントシアニン(高等植物では普遍的な物質であり、 |
花や果実の色の表現に役立っている)のほか、 |
その発色に影響する補助色素(助色素)や、
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土壌のpH(酸性度)、アルミニウムイオン量、
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さらには開花からの日数によって様々に変化する。 |
そのため、「七変化」とも呼ばれる。 |
(土壌のpH(酸性度)は花色を決定する
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要因の一つに過ぎない。) |
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「あじさい」の名は「藍色が集まったもの」を意味する |
「あづさい(集真藍)」が訛ったものと言われる。 |
また漢字表記に用いられる「紫陽花」は唐の詩人・白居易が |
別の花(ライラックか?)に名付けたもので、 |
平安時代の学者・源順がこの漢字をあてはめたことから |
誤って広まったといわれている。 |
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アジサイは毒性があり、ウシ、ヤギ、人などが
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摂食すると中毒を起こす。 |
症状は過呼吸、興奮、ふらつき歩行、痙攣、 |
麻痺などを経て死亡する場合もある。 |
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古典文学においては、万葉集には2首のみ。 |
平安後期になると、しばしば詠まれるようになった。 |
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「アジサイの原種と栽培種」 |
ガクアジサイ |
アジサイ |
セイヨウアジサイ |
ヤマアジサイ(サワアジサイ) |
アマチャはこの変種 |
エゾアジサイ |
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「全くの別種」 |
ヤハズアジサイ |
タマアジサイ |
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「アジサイの名を持たないが、以下の種はアジサイ属」 |
ガクウツギ |
コガクウツギ |
ノリウツギ |
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「つる植物」 |
ツルアジサイ(ゴトウヅル) |
イワガラミ(ツルアジサイに似るが、装飾花が一弁) |
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また、分類上の位置は大きく異なるがスイカズラ科にも |
低木で散房花序の周辺部に装飾花をつけるものがあり、
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やや様子が似ている。 |
ムシカリや
ヤブデマリなどがその代表で、
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ヤブデマリではアジサイと同様に装飾花だけからなる
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園芸品種
オオデマリがあるのもよく似ている。 』 |