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『 アオイ科 : フヨウ属 。 |
学名:「 Hibiscus syriacus 」。
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漢名の「木槿」の音読み「もくきん」が
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変化して「むくげ」となったとも、
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韓国の呼び方「無窮花(ムグンファ)」または「ムキュウゲ」が
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変化して「むくげ」となった、ともいわれる。 |
大韓民国の国花です。
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中国、インドともいわれるが原産地は不明。 |
栽培されているものは、よく剪定されてしまうため、
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高さは3〜4mくらいのものが多く、
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灌木であると誤解されるが、
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放置すると10m以上の樹高になり、
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桜の木よりすこし小さいくらいの大きさになる。
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花芽は、その年の春から秋にかけて
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伸長した枝に次々と形成される。
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花期は7〜10月。
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花の大きさは10cm〜18cmほどである。 |
白居易(白楽天)の詩の誤訳から一日花との誤解があるが、
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朝花が開き、夕方にはしぼんで、また翌朝開き、
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一重のもので2〜3日、八重の長く咲くもので2週間くらい、
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一輪の花を楽しめる。 |
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漢方薬の用語としては木槿花(もくきんか)、
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木槿皮(もくきんぴ)、槿花(チンファ)、槿皮(チンピ)として、
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胃腸薬や、水虫など皮膚炎の薬用に広く使われている。
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同属のフヨウと同時期に良く似た花をつけるが、
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直線的な枝を上方に伸ばすムクゲの樹形に対し、
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フヨウは多く枝分かれして横にこんもりと広がること、
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葉がムクゲより大きいこと、
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めしべの先端が曲がっていること、
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で容易に区別できる。
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