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『 マメ科 :クズ属 。 |
学名:「 Pueraria lobata 」。
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つる性の多年草。 |
根を用いて食品の葛粉や漢方薬が作られる。 |
秋の七草の一つ。 |
葉は3出複葉、小葉は草質で幅広く、とても大きい。 |
つるは年がたつと太くなり、やや木質化する。 |
地面を這うつるは、節から根を出し、あちこちに根付く。 |
根は非常に深く、太って長芋状となる。 |
花は8〜9月の秋に咲き、穂状花序が立ち上がり、 |
赤紫の豆の花を咲かせる。 |
花は甘い芳香を発する。 |
果実は枝豆に似て、やや小型。 |
和名は、かつて大和国(現:奈良県)の国栖(くず)が |
葛粉の産地であったことに由来する。
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食品の葛粉(くずこ)はクズの根から取れる
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デンプンを精製することによって作られ、
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葛切りや葛餅などの原料となる。
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葛粉は良質のデンプンであり、
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効率よく栄養を摂取するには最適の食材である。
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飛鳥時代の庶民の住居跡からも
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葛根や葛餅様食品が出土していて、
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かなり古来から食された可能性がある。
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クズの根を干したものを生薬名葛根(かっこん)と呼ぶ。
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日本薬局方に収録されている生薬である。
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発汗作用・鎮痛作用があるとされ、
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漢方方剤の葛根湯、
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参蘇飲(じんそいん)などの原料になる。 』 |