オオボウシバナ(大帽子花)



「オオボウシバナ(大帽子花)」


「ツユクサ」に比べ、ビックリするほど大型です。





オオボウシバナ画像1

2009.07.22 「東京都薬用植物園」

オオボウシバナ画像2

2009.07.31 「東京都薬用植物園」





【ネット検索から】

『 ツユクサ科 :ツユクサ属 。
学名:「 Commelina communis var. hortensis 」。
ツユクサの栽培変種。
一般には通称である
「アオバナ(青花)」と呼ばれることが多い。
通常のツユクサに比べて大型で、
ツユクサに比べると、オオボウシバナは茎が太く、
茎丈も約2倍になります。
栽培したものでは高さ1m。
花の大きさも2〜3倍の大輪で、
青色の2弁の花弁は直径が約4cmあり、
円形で、下方にある白色の1弁の花弁を
覆っているように見えます。
花弁の端はやや縮れたような形状を示す。
夏期(6月から7月)の早朝に、
ツユクサに似た青い大型の花を開花させる。

その花弁は京友禅の下絵を描く染料になる
青花紙(あおばながみ)の原料として用いられ、
滋賀県草津市を中心にした湖南地方で
江戸時代中期から栽培されている。
アオバナの色素で描いた下絵の色は
最終的には完全に抜け落ちてしまい、
仕上がった染め物に残らないことを
利用したものである。

アオバナは花弁が大きく、
開花期には毎日新しい花を咲かせるため
収量が多く、商品作物としての栽培に適する。
しかし早朝に開花した花は
その日の昼頃には萎んでしまう上、
搾り取った汁はその日のうちに使わなければ
変質してしまうため、青花摘みと青花紙作りは
酷暑の中、休憩の取れない作業が連日続く、
過酷な作業であった。
このため生産地では別名、
「地獄草」、「地獄花」とも呼ばれた。 』




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