オニドコロ(鬼野老)
「オニドコロ(鬼野老)」
「トコロ(野老)」とも言う。
埼玉県所沢市の”所沢”の名の由来になっているそうです。
根茎が似ているところから名前がついた、ナス科の「
ハシリドコロ」はこちらから。
『参考』(2017.10.04)
「単子葉植物」
被子植物は単子葉類と双子葉類に分類されます。
(被子植物は、将来「種子」になる「胚珠」が
「子房」に被って隠れている植物のこと)
単子葉類と双子葉類の違いは、
1.子葉の数
種から最初に出てくる葉っぱの枚数が1枚か、2枚か。
2.葉脈の通り方
平行か、網目状か。
3.茎の維管束の並び方
バラバラか、輪になっているか。
4.根のタイプ
ひげ根か、主根と側根か。
の4つです。
なお、最初に出ているのが単子葉、次が双子葉の説明です。
「中1理科の解説」からでした。
2009.07.31 「東京都薬用植物園」
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2009.07.31 「東京都薬用植物園」
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2011.10.17 「散策路」
雄花
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2011.10.17 「散策路」
雄花
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2011.10.17 「散策路」
雌花と果実
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2011.10.17 「散策路」
雌花と果実
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「オニドコロ(ヤマノイモ科)」に寄生している「
ナンバンギセル」です。
ススキ以外の単子葉植物での試みだそうです。
見事に成功です。
2017.09.26 「東京都薬用植物園」
ナンバンギセル
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2017.09.26 「東京都薬用植物園」
ナンバンギセル
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2017.09.26 「東京都薬用植物園」
ナンバンギセル
黄色い粒々状の種子
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【ネット検索から】 |
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『 ヤマノイモ科 :ヤマノイモ属 。 |
学名:「 Dioscorea tokoro 」。
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別名「トコロ(野老)」。
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山芋は葉が対生で、
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「トコロ(野老)」の類は互生です。
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雌雄異株で、雄花序は直立、雌花序は下垂します。
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葉のわきから長い花序をだし、
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淡黄緑色で6花披片の花を多数平開する。
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秋に翼のある実がなります。
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根茎の髭根を老人の髭にたとえ、
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エビを海老と書くのと同じく野老と書き、
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根に塊ができる事から 「凝(とこり)」 がなまって
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「トコロ(野老)」になったとされる。
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葉が大きいので「オニドコロ」と呼ばれ、
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同じ科のヤマノイモ共々、根が食料とされてきた。
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ヤマノイモはいわゆる自然薯(じねんじょ)で
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美味しい食物であるが、
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オニドコロは灰汁(あく)で煮て
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水にさらして調理しないと食べられない。
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古来からヒゲ根を正月の床に飾って
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長寿を願う風習があり、
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「野老飾る」は季語にもなっている。
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トコロは古くから知られた植物で万葉集には
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「ところずら」の名で長歌一首、
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短歌一首が詠まれている。
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又、埼玉県所沢市の所沢の名の由来も
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在原業平が野老(ところ)が多く生えているのを見て
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「この地は野老(ところ)の沢か?」
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と言った事に由来するとされている。 』 |