ニラ(韮、韭)



「ニラ(韮、韭)」


歴史の古い植物です。

種子の画像を追加しました。



同属の「 アリウム・ネアポリタヌム」はこちらから。

ネギ属の代表、「 ネギ」はこちらから。

属が違う「 ハナニラ」はこちらから。





ニラ画像1

2009.08.16 「東京都薬用植物園」

ニラ画像2

2009.08.16 「東京都薬用植物園」



ニラ画像3

2008.10.25 「東京都薬用植物園」





【ネット検索から】

『 ユリ科 :ネギ属 。
学名:「 Allium tuberosum 」。
ネギ属を表す属名「 Allium 」は
ラテン語で「ニンニク」の意味。

多年草。
緑黄色野菜。
中国西部が原産。
鱗茎は長卵形で、鱗茎の下には短い根茎がある。
多数に株分かれして葉を伸ばす。
葉の長さは20〜30cmで束生する。
形は線形で扁平、ネギのように円筒形にはならない。
夏には葉の間から30〜40cmほどの花茎を伸ばす。

花期は8〜10月頃。
花は半球形の散形花序で
白い小さな花を20〜40個もつける。
花弁は3枚だが苞が3枚あり、
花弁が6枚あるように見える。
雄しべは6本、子房は3室になっている。
子房は熟すると割れて黒色の小さな種を散布する。

『古事記』では加美良(かみら)、
『万葉集』では久々美良(くくみら)、
『正倉院文書』には彌良(みら)として記載がある。
このように、古代においては「みら」と呼ばれていたが、
院政期頃から「 m→n 」という子音交替を起こした
「にら」が出現し、「みら」を駆逐して現在に至っている。

昔より胃腸(特に下痢)に効く野菜として親しまれ、
症状が重い時はニラの煮汁を飲んでも効果がある。
種子は、韮子(キュウシ)という生薬で
腰痛、遺精、頻尿に使う。
葉は、韮白(キュウハク)という生薬で
強精、強壮作用がある。  』




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