シオン(紫苑)



「シオン(紫苑)」


この花が咲きだすと、「さあ、秋だ。」って感じです。



同じシオン属の「 シラヤマギク」、「 シロヨメナ」、「 ノコンギク」はこちらから。

春に咲く、同じキク科の「 ハルジオン(春紫苑)」はこちらから。





シオン画像1

2009.09.15 「東京都薬用植物園」

シオン画像2

2009.09.15 「東京都薬用植物園」





【ネット検索から】

『 キク科 :シオン属 。
学名:「 Aster tataricus 」。
別名は「オニノシコグサ(鬼の醜草)」。
宿根多年草。
草丈は1.5〜2m。
葉は、大型で皮針形(ひしんけい)、
柄がなく互生し、縁には大きなぎざぎざがあり、
全草には粗い毛があってざらざらした感じがします。
花は、夏から秋にかけて茎の先端部が数枚に分かれ、
散房状に淡紫色で直径2〜3cmくらいの
頭状花(とうじょうか)を多数つけます。
頭状花の周りには舌状花(ぜっじょうか)がつき、
中央には黄色の管状花(かんじょうか)があります。

秋の10〜11月に掘り取り、根と根茎(こんけい)を
良く水洗いしてから天日で乾燥します。
これを生薬(しょうやく)で、紫苑(シオン)といいます。
紫苑(シオン)は、せき止め、去痰(きょたん)、
利尿(りにょう)に用います。

中国北部と東北部、モンゴル、
シベリア、朝鮮半島に分布。
日本には、古い時代に中国から朝鮮半島を経て
薬草として渡来しましたが、花が美しいので薬草より
観賞用として栽培が盛んになりました。
「源氏物語」にも、シオンの名前が出ているので、
平安時代には、すでに栽培されていたことがわかります。  』




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