ヌルデ(白膠木)



「ヌルデ(白膠木)」


今まで、この樹木の存在を知らなかったので、雌雄どちらかは不明です。


残念ながらどうやら雄花のようでした。


偶然にも、愛媛の知人の「 ドイセン」さんが、

ブログに「ヌルデ」の雌花をアップされていたので、紹介しますね。

また、許可を得ましたので、雌花の画像を掲載します。

なお、雌花は咲き終わるとすぐに子房が赤くなるそうです。


雄花の名残の画像を追加しました。



フユザンショウ」も同じく葉柄には翼があります。

カガミグサ」にも葉軸に翼があります。


同じヌルデ属の「 ハゼノキ」はこちらから。





ヌルデ画像1

2009.09.09 「東京都薬用植物園」
雄花

ヌルデ画像2

2009.09.09 「東京都薬用植物園」
雄花



ヌルデ画像3

2009.10.10 「東京都薬用植物園」
雄花の名残



ヌルデ画像4

2009.09.13 「愛媛ドイセンさんのブログから」
雌花

ヌルデ画像5

2009.09.13 「愛媛ドイセンさんのブログから」
雌花



ヌルデ画像6

2009.09.10 「東京都薬用植物園」
葉の全体

ヌルデ画像7

2009.09.10 「東京都薬用植物園」
葉軸の翼



ヌルデ画像8

2009.09.10 「東京都薬用植物園」
翼の横顔





【ネット検索から】

『 ウルシ科 :ヌルデ属 。
学名:「 Rhus javanica 」。
落葉高木。
東南アジアから東アジア各地に自生する。
別名「フシノキ」、「カチノキ(カツノキ)」。
ヌルデの名は、かつて幹を傷つけて白い汁を採り
塗料として使ったことに由来するとされる。
フシノキは生薬の付子がとれる木の意である。
カチノキ(勝の木)は聖徳太子が蘇我馬子と
物部守屋の戦いに際し、ヌルデの木で仏像を作り
馬子の戦勝を祈願したとの伝承から。
ウルシほどではないが、
まれにかぶれる人もいるので注意が必要である。

雌雄異株。
葉は9〜13枚の小葉からなる奇数羽状複葉で
葉軸には翼がある。
小葉は5〜12cmの長楕円形で周囲は鋸状がある。
小葉の裏面全体に毛が密生している。
表には主葉脈上に毛がある。
花は円錐花序で8月に開花する。
花は数mm程度で5つの花弁がある。
雌花には3つに枝分かれした雌しべがある。
雄花には5本の雄しべがあり、花弁は反り返っている。
雌花序は花が終わるとすぐに子房が赤くなる。
秋には直径5〜8mmほどの
扁平な球形をした果実をつける。
果実は熟すと赤色で先端は白色。
果実の表面にあらわれる白い粉のようなものは
リンゴ酸カルシウムの結晶であり、
熟した果実を口に含むと塩味が感じられる。

葉にヌルデノミミフシが寄生すると
五倍子(フシ)と呼ばれる虫こぶ(虫嬰)ができる。
タンニンを多く含むので染料や薬品として用いられた。
秋に果実を採取して、日干しにして乾燥させます。
これを生薬(しょうやく)で、塩麩子(えんふし)といい、
葉を乾燥させたものを塩麩葉(えんふよう)といいます。  』




「季節の花・日常」に戻る 「花一覧」に戻る
inserted by FC2 system