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『 モクセイ科 :モクセイ属。
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学名:「 Osmanthus heterophyllus 」。
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雌雄異株の常緑小高木。
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和名の由来は、葉の縁の棘(とげ)に触るとヒリヒリ痛む
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(古語:疼(ひひら)く・疼(ひいら)ぐ)ことから。
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東アジア原産。
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高さは約2m。
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葉は対生し卵型、革質で光沢あり、
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縁には先が鋭い棘となった鋭鋸歯(きょし)がある。
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また、老樹になると葉の棘は次第に少なくなり、
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葉は丸くなってしまう。
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花期は10〜11月。
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葉腋に単性または両性の白色の小花を密生させる。
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花は同じモクセイ科のキンモクセイに似た芳香がある。
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花冠は鐘形で4深裂している。
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果実は翌年5〜6月に熟し、
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長さ1.5cmほど、暗紫色に実る。
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幹は堅く、なおかつしなやかであることから、
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衝撃などに対し強靱な耐久性を持っている。
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この為、玄翁(げんのう)と呼ばれる
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重さ3kgにも達する大金槌の柄にも使用されている。
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古くから邪鬼の侵入を防ぐと信じられ、
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庭木に使われてきた。
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鬼門除けとして、家の庭には表鬼門(北東)にヒイラギ、
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裏鬼門(南西)に南天の木を植えると良いとされている。
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クリスマスの飾りに使うのはセイヨウヒイラギであり、
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「ヒイラギ」 とあってもモチノキ科という
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別の科に分類される別種である。 』 |