ザゼンソウ(座禅草)



「ザゼンソウ(座禅草)」


仏炎苞が緑と紫の2種類の画像です。

花がどの状態なのかは定かではありません。

おそらく雄性期かと。


偶然見つけた果実の画像を追加しました。



同じ科の「 ミズバショウ」・「 オオベニウチワ」・

スパシフィルム」・「 カラー」はこちらから。

仏炎苞(ぶつえんほう)の色・形の違いをお楽しみください。





ザゼンソウ画像1

2010.02.10 「東京都薬用植物園」

ザゼンソウ画像2

2010.02.10 「東京都薬用植物園」



ザゼンソウ画像3

2010.02.19 「東京都薬用植物園」
雄性期のようです

ザゼンソウ画像4

2010.02.19 「東京都薬用植物園」
雄性期のようです



ザゼンソウ画像3

2015.04.29 「東京都薬用植物園」
果実
一番上はかなり大きく育っています



ザゼンソウ画像3

2014.05.06 「東京都薬用植物園」
葉が丸まって出てきます

ザゼンソウ画像4

2014.05.11 「東京都薬用植物園」





【ネット検索から】

『 サトイモ科 :ザゼンソウ属。
学名:「 Symplocarpus foetidus 」。
別名は「ダルマソウ(達磨草)」。
冷帯、および温帯山岳地の湿地に生育する多年草。
花期は晩冬〜初春。

ザゼンソウの花は花弁のない
たくさんの花が集まり棍棒状になっています。
このような花の集まりを
肉穂花序(にくすいかじょ)と呼んでいます。
この花序を包む大きな苞が仏炎苞(ぶつえんほう)です。
ミズバショウに似たザゼンソウは、
花を囲む仏炎苞が暗紅色をしています。
その姿が袈裟を着て座禅を組む僧侶の姿にみえ、
ザゼンソウの名を付けられました。

開花する際に肉穂花序で発熱が起こり
約25℃まで上昇します。
そのため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出すわけです。
またザゼンソウは悪臭があり
スカンクキャベツとも呼ばれています。
おそらく発熱と匂いは、
訪花昆虫を呼ぶためのものと考えられています。

一つの肉穂花序には約100個の小花(両性花)がある。
個々の小花は雌性先熟の開花システムを持ち、
雌性期(雌蕊のみが成熟して露出した期間)と
短い両性期(雌蕊と雄蕊が同時に露出する期間)を経て、
雄性期(雄蕊のみが露出した期間)の順で性表現を変える。
花序での発熱は雌性期と両性期で顕著であり、
雄性期に至ると急速に発熱は低下する。
この植物は自家不和合であり、
昆虫などによる送粉(花粉の運搬)を必要とする。 』




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