【ネット検索から】 |
|
『 サトイモ科 :ザゼンソウ属。
|
学名:「 Symplocarpus foetidus 」。
|
別名は「ダルマソウ(達磨草)」。
|
冷帯、および温帯山岳地の湿地に生育する多年草。
|
花期は晩冬〜初春。
|
|
ザゼンソウの花は花弁のない
|
たくさんの花が集まり棍棒状になっています。
|
このような花の集まりを
|
肉穂花序(にくすいかじょ)と呼んでいます。
|
この花序を包む大きな苞が仏炎苞(ぶつえんほう)です。
|
ミズバショウに似たザゼンソウは、
|
花を囲む仏炎苞が暗紅色をしています。
|
その姿が袈裟を着て座禅を組む僧侶の姿にみえ、
|
ザゼンソウの名を付けられました。
|
|
開花する際に肉穂花序で発熱が起こり
|
約25℃まで上昇します。
|
そのため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出すわけです。
|
またザゼンソウは悪臭があり
|
スカンクキャベツとも呼ばれています。
|
おそらく発熱と匂いは、
|
訪花昆虫を呼ぶためのものと考えられています。
|
|
一つの肉穂花序には約100個の小花(両性花)がある。
|
個々の小花は雌性先熟の開花システムを持ち、
|
雌性期(雌蕊のみが成熟して露出した期間)と
|
短い両性期(雌蕊と雄蕊が同時に露出する期間)を経て、
|
雄性期(雄蕊のみが露出した期間)の順で性表現を変える。
|
花序での発熱は雌性期と両性期で顕著であり、
|
雄性期に至ると急速に発熱は低下する。
|
この植物は自家不和合であり、
|
昆虫などによる送粉(花粉の運搬)を必要とする。 』 |