アブラチャン(油瀝青)



「アブラチャン(油瀝青)」


漢字から、ようやく名前の意味がわかりました。

雌雄異株とのことですが、どちらかはっきりわかりません。


どうやら雄株のようです。

果実にしては小さいと思ったら、来年の花芽のようです。



果実の画像を追加しました。



同じ属の「 クロモジ」・「 シロモジ」・「 テンダイウヤク」はこちらから。





アブラチャン画像1

2010.03.27 「東京都薬用植物園」

アブラチャン画像2

2010.03.27 「東京都薬用植物園」



アブラチャン画像3

2016.03.20 「東京都薬用植物園」
花序の下に柄がある



アブラチャン画像3

2020.09.01 「東京都薬用植物園」
果実



アブラチャン画像3

2010.04.13 「東京都薬用植物園」

アブラチャン画像4

2010.11.27 「東京都薬用植物園」
花芽





【ネット検索から】

『 クスノキ科 :クロモジ属。
学名:「 Lindera praecox 」。
本州・四国・九州に分布する落葉低木。
別名は「ムラダチ(群立) 」。
早春、3〜4月に淡黄色の花をつける。
花は葉に先立って咲き、
春まだ葉がほとんど芽吹いていない森の中では、
ひそかにその黄色の花が目立つ木のひとつ。
アブラチャンの「アブラ」は「油」、
「チャン」は「瀝青」のことを指す。
つまり「油瀝青」ということで、
木全体に油が多いことが名前の由来。

葉は互生。
質は薄く卵型から楕円形。
全縁で葉先はとがり、葉柄は赤みを帯びる。
クスノキ科特有の3行脈はクロモジ同様目だちません。
雌雄異株。
花は3〜5個の花が集まってつく散形花序。
淡黄色の花被片は6個。
雄花序には子房が退化してほとんど無い。
花は同時期に咲く同じクロモジ属の ダンコウバイ
よく似ているが、花柄がつくので区別はできる。

アブラチャンの葉芽は小さく細長く花芽は球形。
冬期は同じ木に二種類の芽を確認できる。
また、花芽には当然柄がついている。
果実は直径1.5cmの球形。
10〜11月に熟して裂ける。
赤や黒などのわかりやすい色に熟さないので、
一見熟していると気付きにくい。
油分が多いため、薪炭として使われた。
果実や枝から油をとって、灯油として利用された。 』




「季節の花・日常」に戻る 「花一覧」に戻る
inserted by FC2 system