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『 バラ科 :ヘビイチゴ属。
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語源についてはヘビが食べるイチゴ、
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イチゴを食べに来る小動物を
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ヘビが狙うことからなど諸説がある。
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毒があるという俗説があり、
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ドクイチゴとも呼ばれるが、無毒。
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多年草。
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茎は短く、葉を根出状につけるが、
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よく匍匐茎を出して地面を這って伸びる。
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葉は三出複葉、楕円形の小葉には
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細かい鋸歯があって深緑。
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花期は、4月から6月。
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初夏より葉のわきから顔を出すように花を付ける。
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花は直径1.5cmほどで、
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花弁の数は5つと決まっている。
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果実は表面に粒々のある赤色で球形、
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イチゴに多少似たものがなる。
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仲間のヤブヘビイチゴは全体的に大きいことと、
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葉の色が濃いことで識別できる。
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「ヘビイチゴ」
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学名: 「 Duchesnea chrysantha 」。
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熟した偽果は径10mm、色が淡く、光沢がない。
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果実(粒々)にはしわがあり、光沢はない。
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「ヤブヘビイチゴ」
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学名: 「 Duchesnea indica 」。
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ヘビイチゴに比べ、葉の色が濃い。
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熟した偽果は径13〜20mm、色が濃く、光沢がある。
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果実(粒々)にはしわが無く、光沢がある。
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キジムシロ属とヘビイチゴ属は花が黄色で
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形もよく似ているので区別がつきにくい。 |
キジムシロの小葉は7〜9個あり、
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ミツバツチグリは3小葉である。 |
ミツバツチグリの葉は、1つの茎に3枚です。 |
それに対してキジムシロの葉は、
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茎の1番上に3枚の葉。 |
その下に2枚の葉が2〜3列。 |
つまり、1つの茎に7〜9枚の葉です。 |
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オヘビイチゴは5小葉で茎の上部では3小葉となる。
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(5小葉が特徴) |
ヘビイチゴは3小葉で葉腋から
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長い柄を出して花を1個つける。 |
(ヘビイチゴは花のすぐ下に、
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襟巻きのような葉っぱがあります。) |
花びらと花びらの間に隙間があり、
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そこから萼がはっきりと見えます。
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オオヘビイチゴははるかに大型になります。
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「シロバナヘビイチゴ(白花蛇苺)」
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バラ科 :オランダイチゴ属。
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学名: 「 Fragaria nipponica 」。
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葉は根生し、長い葉柄をもった3小葉からなる。
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花期は5〜7月。
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細い花茎の先端に少数の花をつける。
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小花柄の毛はやや斜上し、果時には湾曲して
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下向きに果実(果床)をつける。
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花は白色で径15〜20mm、円い花弁は5個で、
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萼片、副顎片も5個になる。
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雄蕊は黄色で長さ3〜4mmになり、
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果実(果床)は花後に径1cmの球形から卵形になり、
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赤熟し、食用になる。
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