カキツバタ(燕子花、杜若)



「カキツバタ(燕子花、杜若)」


「アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの見分け方」を表にしました。

ごく簡単には、花びらの基のところに、

アヤメは網目状、カキツバタは白、花菖蒲は黄色の模様が、

それぞれあることで区別できます。



「ハナショウブ」の原種、「 ノハナショウブ」はこちらから。

「アヤメ(文目)」に似ている「 カマヤマショウブ」はこちらから。





カキツバタ画像1

2010.05.15 「東京都薬用植物園」

カキツバタ画像2

2010.05.15 「東京都薬用植物園」



カキツバタ画像3

2010.05.20 「東京都薬用植物園」





【ネット検索から】

『 アヤメ科 : アヤメ属。
学名:「 Iris laevigata 」。
カキツバタは湿地に群生し、
5月から6月にかけて紫色の花を付ける。
内花被片が細く直立し、
外花被片(前面に垂れ下がった花びら)の中央部に
白ないし淡黄色の斑紋があることなどを特徴とする。
また、花芽は1個しか付きません。

愛知県の県花でもあり、
三河国八橋(現在の知立市八橋)が
『伊勢物語(平安時代初期)』で在原業平が
カキツバタの歌を詠った場所とされることに由来。
在原業平が詠んだ歌は以下の通り。

ら衣
つつなれにし
ましあれば
るばる来ぬる
びをしぞ思ふ

江戸時代の前半にはすでに多くの品種が成立しており、
古典園芸植物の一つでもあるが、
江戸時代後半にはハナショウブが非常に発展して、
カキツバタはあまり注目されなかった。
現代では再び品種改良が進められている。 』


日本のアヤメ科アヤメ属には、
アヤメハナショウブ、 カキツバタ、 ヒオウギアヤメ
シャガヒメシャガ、 エヒメアヤメの7種と、
帰化植物として、 キショウブイチハツがある。
また、本来の「 ショウブ」は
サトイモ(ショウブ)科になります。


「アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの見分け方」
堀切菖蒲園には、その見分け方として、
次の記述の掲示がある(2005年6月現在)。

【種別】 アヤメカキツバタ ハナショウブ
【花の色】 紫、まれに白青紫のほか紫、白、紋など紅紫、紫、絞、覆輪など
【葉】 主脈不明瞭主脈細小主脈太い
【花の特徴】 外花被片に網目模様・黄色い模様が有る。 外花被片に網目模様無し。外花被片に白い斑紋が有る。 外花被片に網目模様無し。外花被片に黄色い斑紋が有る。
【適地】 かわいた所に育つ水中や湿った所に育つ湿ったところに育つ
【開花期】 5月上旬〜中旬5月中旬〜下旬6月上旬〜下旬





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