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『 キク科 : シカギク(カミツレ、マトリカリア)属。
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学名:「 Matricaria recutita 」。
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「カミツレ(加密列)」は、和名。
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「カモミール」、「カモマイル(英: chamomile )」、
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あるいは「カモミーユ(仏: camomille)」とも言う。
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「カモミール」の語源は「大地のリンゴ」という
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意味のギリシア語名「カマイメーロン」で、
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これは花にリンゴの果実に似た香りがあるためである。
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カモミールとも呼ばれる植物が他にあるため、
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特に「ジャーマンカモミール」という。
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ヨーロッパから西アジアにかけて分布し、
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草丈60cmくらいになる。
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葉は羽状複葉。
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春先に、中心の管状花が黄色で、
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舌状花が白い直径3cmくらいの頭花を多数咲かせる。
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全草に特有の香りがあり、特に花の香りが強い。
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今から4千年以上前のバビロニアで
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すでに薬草として用いられていたと言われ、
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ヨーロッパで最も歴史のある民間薬とされている。
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日本には19世紀の初めにオランダから渡来し
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当時は「カミルレ」と呼ばれていました。
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かつては薬草として用いられ、健胃剤・発汗剤・
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消炎剤・婦人病の薬などに用いられていた。
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現在は、安眠の薬と言われ、
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乾燥した花にお湯を注ぎ、降り出したものを飲むと、
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リラックスしてよく眠れると言われている。
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心身の不定愁訴の解消に役立ち、
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園芸療法の代表的なハーブとして有名。
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ハーブティーとしてティーバッグも市販されている。
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また、花から精油を抽出してアロマテラピーに用いる。
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カモミールが名前に入っている近縁種がいくつかある。
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・「ローマンカモミール」
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キク科ローマカミツレ属。
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学名:「 Anthemis nobilis 」、
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または、「 Chamaemelum nobile 」。
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ヨーロッパ原産の多年草。
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ジャーマン種は花だけに深い芳香がありますが、
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ローマン種は花だけでなく茎・葉にも芳香があり、
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またそれぞれに効果が違います。
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ジャーマンカモミールと同様に、花を染色、
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ハーブとして入浴剤に用いる。
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・「イヌカミツレ」
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ほとんど香りがなく、ハーブとしての価値はないが、
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園芸種は白花の八重咲きで花が美しい。
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・「カミツレモドキ」
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ヨモギギク属の
ナツシロギクは
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以前、カミツレ(マトリカリア)属に分類されていたため、
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園芸上「マトリカリア」と呼ばれる。 』 |