イノンド(蒔蘿)
「イノンド(蒔蘿)」
古くから栽培されていた植物の一つだそうです。
花が似ている、同じセリ科の「
ウイキョウ」はこちらから。
2010.05.28 「東京都薬用植物園」
|
|
2010.05.27 「東京都薬用植物園」
|
2010.06.03 「東京都薬用植物園」
|
【ネット検索から】 |
|
『 セリ科 : イノンド属。
|
学名:「 Anethum graveolens 」。
|
西南アジアから中央アジアが原産の一年草。
|
英名は「ディル ( dill )」。
|
種子や葉を香味料や生薬として用いる。
|
茎は高さ1mほど。
|
細い茎には細かく裂開した柔らかな葉が互生する。
|
茎の上部に複散形花序をだし、黄色の極小の花を
|
(線香花火のように)咲かせる。
|
果実は楕円形で平たく、翼がある。
|
栽培には熱い夏と高い日射量を必要とする。
|
|
スペイン語の呼称、「イネルド( eneldo )」が
|
なまったものが、 日本の漢方名となり、
|
中国の生薬名”蒔蘿”の字を充てた。
|
|
イノンドは薬草として古くからヨーロッパ・
|
北アフリカ・アジアで栽培されてきた。
|
5000年前にはエジプトの医師に使用されており、
|
またイギリスにあるローマ時代の廃墟からも
|
その痕跡が見つかっている。
|
|
シダ状の葉にはキャラウェイのような芳香があり、
|
今日でも香草として、様々な料理に使用されている。
|
種にも強い香りと味があり、スパイスとして
|
カレーやピクルスなどに使用する。
|
香辛料の「ディル」はイノンドの種子です。
|
また、種は薬用としても使用される。 』 |