キハダ(黄檗、黄膚、黄柏)



「キハダ(黄檗、黄膚、黄柏)」


薬用や染料の材料として、かなり有益な樹木なんですね。





キハダ画像1

2010.05.31 「東京都薬用植物園」

キハダ画像2

2010.05.31 「東京都薬用植物園」





【ネット検索から】

『 ミカン科 : キハダ属。
学名:「 Phellodendron amurense 」。
アジア東北部の山地に自生しており、
日本全土でもみることができる落葉高木。
樹高は10〜15m程度で、20m以上になるものもある。
キハダの葉は、対生葉序(たいせいようじょ)で
奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)である。
雌雄異株です。
5月末〜7月初旬にかけて、円錐花序の
小さい黄色い花が見られるようになる。
樹皮はコルク質で、外樹皮は灰色、
内樹皮は鮮黄色である。
この樹皮からコルク質を取り除いて乾燥させたものは、
生薬の黄檗(おうばく、黄柏)として知られ、
薬用のほか染料の材料としても用いられる。
乾燥した黄柏の、黄色は含有される
アルカロイドの一種ベルベリンによるものです。
カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハの
幼虫が好む食草です。

内皮を乾燥させて、生薬の黄柏にしますが、
今日でも重要な医薬品のひとつで
日本薬局方にも入っています。
この水製エキスで、市販されている
「陀羅尼助(だらにすけ)」、「お百草(ひゃくそう)」、
「練熊(ねりぐま)」などの健胃整腸剤が作られて、
胃腸や腹痛の妙薬として、または、
打ち身、神経痛、リューマチなどの外用薬として
古くから用いられていました。 』





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