ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)
「ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)」
萼片が、まるで花びらのように見えるのですね。
しかも、上から順に開くとは。
2010.09.09 「東京都薬用植物園」
|
|
2010.09.09 「東京都薬用植物園」
|
2010.09.09 「東京都薬用植物園」
|
|
2010.09.09 「東京都薬用植物園」
|
2013.08.22 「東京都薬用植物園」
|
【ネット検索から】 |
|
『 バラ科 : ワレモコウ属。
|
学名:「 Sanguisorba officinalis 」。
|
(officinalis : 薬用の、薬効のある)
|
草地に生える多年生草本。
|
草丈は70cm〜1m。
|
地下茎は太くて短い。
|
根出葉は長い柄があり、羽状複葉、
|
小葉は細長い楕円形、細かい鋸歯がある。
|
秋に茎を伸ばし、
|
その先に穂状の可憐な花をつける。
|
穂は短く楕円形につまり、暗紅色に色づく。
|
花弁はなく、赤紫のは萼です。
|
萼片は4枚で暗紅色、雄しべは4本。
|
花は上の方から下の方へ順に開花していく。
|
|
花弁のある花は短期間に色あせてしまうが、
|
ワレモコウのように花弁がなく、
|
萼が花の彩りとなっている花では、
|
長くその色が残る傾向がある。
|
|
小花を穂状に付ける植物の場合、
|
下から先端へ向かって咲き進むものが多いですが、
|
ワレモコウの場合先端から下に向かって
|
咲き進んでいき、このような咲き方を
|
「有限花序(ゆうげんかじょ)」といいます。
|
|
根は「地楡(ちゆ)」という生薬で
|
タンニンやサポニン多くを含み、
|
天日乾燥すれば収斂薬になり
|
止血や火傷、湿疹の治療に用いられる。
|
漢方では清肺湯(せいはいとう)、
|
槐角丸(かいかくがん)などに配合されている。 』 |