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『 ヤドリギ科 :ヤドリギ属 。 |
学名:「 Viscum album var. coloratum 」。
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学名は古いラテン語により、
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「白い( album )宿り木( viscum )」の意。
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本来は「オウシュウヤドリギ」のこと。
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日本でヤドリギの和名で知られているものは、
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本種の亜種として扱われている。
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従来はヤドリギ科に属すとされていたが、
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現在(APG植物分類体系)は
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ビャクダン科に含められている。
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ヨーロッパおよび西部・南部アジア原産。
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半寄生の灌木で、エノキ・ブナ・ミズナラ・
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クリなどの落葉高木の枝の上に生育する。
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雌雄異株。
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30〜100cmほどの長さの叉状に分枝した枝を持つ。
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黄色みを帯びた緑色の葉は1組ずつ対をなし、
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革のような質感で、長さ2〜8cm、
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幅0.8〜2.5cmほどの大きさのものが
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全体にわたってついている。
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花はあまり目立たない黄緑色で、
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直径2〜3cm程度である。
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果実は白または黄色の液果であり、直径は8mmほど。
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数個の種子が非常に粘着質な
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にかわ状の繊維に包まれている。
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全体としては、半ば宿主の枝から垂れ下がって、
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団塊状の株を形成する。
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宿主が落葉すると、常緑樹なので、この形が
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遠くからでも見て取れるようになる。 』 |