ヤグルマギク(矢車菊)



「ヤグルマギク(矢車菊)」


赤いバラと同じ赤い色素を持つ「ヤグルマギク」が何故青いのか?

今、その秘密が明かされる??





ヤグルマギク画像1

2009.04.05 「立川昭和記念公園」

ヤグルマギク画像2

2009.04.05 「立川昭和記念公園」





【ネット検索から】

『 キク科 :ヤグルマギク属 。
学名:「 Centaurea cyanus 」。
花の形が鯉のぼりの柱の先の矢車に似ているので
このような名前になったそうです。
和名で「ヤグルマソウ」とも呼ばれるが、
ユキノシタ科の「 ヤグルマソウ」と混同しないように
「ヤグルマギク」と呼ばれることが多い。
野生種は青花で、種名の「 cyanus 」は
「あさぎ色の」という意味である。
属名の「 Centaurea 」は、ギリシャ神話に出てくる
半人半馬の怪物ケンタウルスから。

ヨーロッパ原産。
麦畑の中に雑草として咲いていたことから、
英名は「コーンフラワー( cornflower )」。
4月の終わり頃から初夏にかけ、
ほっそりとした茎の先端にブルー、白、
ピンクなどの花を咲かせる一年性の植物。
草丈は80cm前後ですが、
最近は園芸用に小ぶりのものもあります。
舌状花がなく、長い筒状花が周辺に一列並び、
中心部には花筒の短い筒状花が位置している。


「青い矢車菊の秘密」

非常に多様性に富んだ花の色は、
たった6種類の基本構造から産み出されています。
アジサイやツユクサなど青い花の大半は、
デルフィニジン型のアントシアニンを持っています。
ヤグルマギクは、赤いバラと同じ赤い色素
(シアニジン型アントシアニン)を持っています。
では、何故青いのでしょうか?

研究の結果(実に90年あまり)、
ヤグルマギクの色素は、
単独では赤いシアニジン型アントシアニンに、
鉄、マグネシウム、カルシウムの3種類の金属イオンと、
フラボンと呼ばれる有機物が結合した
複雑な立体構造をとっていることが分かりました。
2005年に日本人により発表されました。

アジサイやツユクサなどと同じ青い色素、
デルフィニジン型アントシアニンを作る
遺伝子を組み込んだ「青いバラ」が作られ
話題になりました。
しかしながら、バラがもともと持っている
赤いシアニジン系の色素でも青い色を出せる
秘密が明らかになったわけです。

詳細はこちらから。 』




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