クサノオウ(草の黄、瘡の王、草の王)



「クサノオウ(草の黄、瘡の王、草の王)」


凄いですねえ。

三種類も漢字があるなんて。



同属の「 ヤマブキソウ」はこちらから。





クサノオウ画像1

2011.06.08 「東京都薬用植物園」

クサノオウ画像2

2011.06.08 「東京都薬用植物園」





【ネット検索から】

『 ケシ科 :クサノオウ属 。
学名:「 Chelidonium majus var. asiaticum 」。
日本を含めた東アジアの温帯域に分布するものは
ヨーロッパ産種の1変種として扱われ
「 var. asiaticum 」の変種名が付与されている。

野原や林縁に自生し、
前年の秋に散布された種子はすぐに発芽して
根出葉から成るロゼットを形成し越冬する。
春になると中空の茎を直立させ
草丈40〜80cm程度までに育つ。
葉は1〜2回程度で深裂し、
羽状複葉となって30cmまでに伸びる。

花は直径2cm程度の鮮やかな
黄色の四弁花で、稀に八重咲きの株がある。
5〜7月までの長期間にわたって咲いた後に、
長さ3〜4cmの莢が上を向いて実る。
莢中にある半球形の種子は黒く、
種枕(エライオソーム)が付着しており、
これに惹かれたアリにより散布される。

全草に約21種のアルカロイド成分を含み、
その多くが人間にとって有毒である。
本種を特徴づける黄色い乳液などは
皮膚に触れると炎症を起こし、
その最たるものであるが、
古くから薬用に供されており
毒性が知れわたっていた。


本種の和名「クサノオウ」については
以下の3つの命名由来説がある。

1.植物体を傷つけると
  黄色の乳液を流すので「草の黄」。
2.皮膚疾患に有効な
  薬草という意味で「瘡(くさ)の王」。
3.皮膚疾患以外にも鎮痛剤として
  内臓病に用いられたことから、
  薬草の王様という意味で「草の王」。 』




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