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『 ナス科 :オオカミナスビ属 。 |
学名:「 Atropa bella-donna 」。
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和名は、「オオカミナスビ」、
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「オオハシリドコロ」、「セイヨウハシリドコロ」。
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西欧で自生する多年草。
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早春に葉に包まれた新芽を出し、
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全長は40〜50cm程度。
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花期は夏ぐらいまでで、
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くすんだ紫色の花を咲かせる。
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この花が過ぎた後に緑色の実をつけ、
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1cmほどに膨らんで、黒色に熟していく。
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名前は、イタリア語で「美しい女性」を意味する
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「 bella donna 」の読みそのままで、
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古くに女性が瞳孔を散瞳にさせるための点眼薬として、
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この実のエキスを使用したことに由来する。
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勿論、猛毒ですから身体に良いわけがありません。
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全草に毒を含むが、根茎と根が特に毒性が強い。
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また、葉の表面にも油が浮いており、
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これに触れるとかぶれ(ひどい場合は潰瘍)がおきる。
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摂取し中毒を起こすと、嘔吐や散瞳、
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異常興奮を起こし、最悪の場合には死に至る。
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これは、ハシリドコロ属の
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ハシリドコロなどと同様の症状である。
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この植物の葉や根には「アトロピン」と
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呼ばれる成分が含まれている。
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この成分には、瞳孔を拡大する散瞳作用がある。
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上記の「目が大きく美しく」見えるようになるのは、
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このアトロピンの作用によるものである。
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「アトロピン」は、サリンの解毒薬として
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有名になったこともよく知られている。 』 |