「カラスビシャク(烏柄杓)」
「
ウラシマソウ」に似ています。
日本にもう1種ある同じハンゲ属の「
オオハンゲ 」はこちらから。
オオハンゲは大型で、葉柄にムカゴが出来ない。
葉は1枚で3深裂する。
カラスビシャクは小型、葉柄にムカゴができる。
葉が3枚の小葉になっている。
同じハンゲ属の「ニオイハンゲ(匂い半夏)」を追加しました。
全体に小さめで、花より葉っぱが目立ちます。
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【ネット検索から】 |
『 サトイモ科 :ハンゲ属 。 |
学名:「 Pinellia ternata 」。 |
別名「ヘソクリ」・「ハンゲ」。 |
畑地や果樹園の雑草になる |
サトイモ科の小さな夏緑多年草。 |
日本の分布は人為的なものと考えられ、 |
中国から古くに帰化した |
史前帰化植物と考えられている。 |
地下茎は球形で、その上から根と茎葉が出る。 |
葉は1〜2枚ほどしかなく、 |
長い葉柄があって立ち上がり、 |
先端に3枚の小葉をつける。 |
葉柄の中ほどにはムカゴをつける。 |
開花期は初夏。 |
テンナンショウ属のものによく似た花で、緑色。 |
付属体の先端が細長く伸びているので、 |
ウラシマソウを小さくしたような花序の姿である。 |
ただしこの属の特徴として |
雌花序部が背面で仏炎苞に癒合しているので、 |
筒部の下半分がやや細くなって見える。 |
コルク層(表皮)を除いた塊茎は、 |
半夏(はんげ)という生薬であり、 |
日本薬局方に収録されている。 |
鎮吐作用のあるアラバンを主体とする |
多糖体を多く含んでおり、 |
半夏湯(はんげとう)、 |
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)などの |
漢方方剤に配合される。 |
なお、強いえぐみがあって飲みにくいため、 |
処方の多くは、生姜を加えて |
えぐみを抑えるようにしています。 |
他に、サポニンを多量に含んでいるため、 |
痰きりやコレステロールの吸収抑制効果がある。 |
なお、乾燥させず生の状態では、 |
シュウ酸カルシウムを含んでおり食用は不可能。 |
名前の由来は、 |
花の形(仏炎苞)を柄杓(ひしゃく)に見立て、 |
人が使うには小さいので、カラスの名をあてて、 |
カラスビシャクの名になったという |
「ヘソクリ語源説」 |
(「へそくりがね」の略。 |
ヘソクリの語源については、諸説あります。) |
カラスビシャクの塊茎が、 |
一部凹んでヘソのように見えることから |
ヘソクリ(クリは丸いものの意)といった。 |
農家のお年寄りが、孫の子守りをしながら、 |
畑のカラスビシャクの塊茎(かいけい)を掘り取り、 |
貯めてから集荷人に売って、お金にしたことから。 |
へそくりの「へそ」とは |
本来は綜麻(へそ)という麻紡ぎ用の糸車のことで、 |
農家の主婦などが綜麻を繰って麻糸を紡ぎ、 |
それを売って家計の足しにしていたことから。 |
などなど。 |
「ニオイハンゲ(匂い半夏)」 |
サトイモ科 :ハンゲ属 。 |
学名:「 Pinellia cordata 」。 |
中国原産の多年草。 |
草丈は10〜20pくらい。 |
葉には葉脈に沿って白条(しろすじ)が入る。 |
花期は6〜7月。 |
花から微かに甘い香りが漂う。 |
葉の上の中心部にできるムカゴが |
自然に転げ落ちて増える。 |
湿り気のある半日陰を好む。 』 |
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