マンドレイク(Mandrake)



「マンドレイク(Mandrake)」


春咲きの種( M. officinarum )になります。


熟した果実を撮り忘れ、種子の画像になってしまいました。



根茎の奇怪な形状と劇的な効能から、伝承も多く

中世ヨーロッパを中心に、魔法や錬金術を元にした作品中にも、

悲鳴を上げる植物としてしばしば登場するようです。





マンドレイク画像1

2013.03.29 「東京都薬用植物園」

マンドレイク画像2

2013.03.29 「東京都薬用植物園」



マンドレイク画像1

2013.05.08 「東京都薬用植物園」
創世記に「恋なすび」と記されている果実

マンドレイク画像2

2013.07.31 「東京都薬用植物園」
種子





【ネット検索から】

『 ナス科 :マンドラゴラ属 。
学名:「 Mandragora officinarum 」。
別名:「マンドラゴラ」、「アルラウネ」、「恋なすび」。
地中海地域から中国西部にかけてに自生する。
春咲きの種( M. officinarum )と
秋咲きの種( M. autumnalis )がある。

根に数種のアルカロイドを含む。
麻薬効果を持ち、古くは鎮痛薬、鎮静剤、
瀉下薬(下剤・便秘薬)として使用されたが、
毒性が強く、幻覚、幻聴、嘔吐、瞳孔拡大を伴い、
場合によっては死に至るため
現在薬用にされることはほとんどない。
伝承のマンドラゴラの叫びは
この幻聴を指すと思われる。

仏法典に出てくる「曼荼羅華」や
チョウセンアサガオの別名「マンダラゲ」とは
全く関係がない。
また、アメリカやカナダで" Mandrake "といえば
ポドフィルムのことであり、
これもまた全く別属別種の薬用植物である。

マンドレイクの根は二股に分かれ、
人のように見える姿から、
多くの伝承を生んできました。
この植物の人型をした根には悪魔が住み着いており、
引き抜かれると強い悲鳴を発し、
引き抜いた人を殺してしまうという伝承は有名です。
完全に成熟すると地面から這い出し、
辺りを徘徊するという。
採取するには長いロープを巻き付け
悲鳴の届かない位置にまで移動し引き抜く、
という方法が一番良いとされている。
また、イヌは死んでしまうが、
マンドレイクを犬に結びつけ、
遠くからその犬を呼び寄せるという方法もある。 』




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