マオウ(麻黄)



「マオウ(麻黄)」


果実はわかりますが、花がいまいちよくわかりません。

各々、雄株のみ雌株のみの画像です。


(品種については今後訂正する可能性があります。2014.05.19 )




ドーピングに関連ある植物だったんだ。


「スポーツ選手と葛根湯」

1984年のロサンゼルス・オリンピックの時のこと、

日本男子バレーボールの選手が風邪を引き、

トレーナーから渡された葛根湯を服用して出場し、

試合後に行われたドーピング検査で、

興奮剤が検出された事がありました。


葛根湯にはマオウ(麻黄)が含まれていて、

マオウの有効成分はエフェドリンとメチルエフェドリンですが、

その効き目は鎮咳(ちんがい)作用で、

興奮剤と言われていて、ドーピング禁止薬物になっていました。





マオウ画像1

2014.04.05 「東京都薬用植物園」
Ephedra sinica

マオウ画像2

2014.04.05 「東京都薬用植物園」
Ephedra sinica



マオウ画像1

2014.04.25 「東京都薬用植物園」
Ephedra sinica
雄花






マオウ画像1

2014.05.16 「東京都薬用植物園」
Ephedra sp
雌花






マオウ画像1

2013.07.17 「東京都薬用植物園」
Ephedra sp

マオウ画像2

2013.07.19 「東京都薬用植物園」
Ephedra sp
葉っぱ



マオウ画像1

2013.07.19 「東京都薬用植物園」
Ephedra sp

マオウ画像2

2013.07.19 「東京都薬用植物園」
Ephedra sp



マオウ画像1

2013.07.17 「東京都薬用植物園」
Ephedra sp

マオウ画像2

2013.07.17 「東京都薬用植物園」
Ephedra sp



マオウ画像1

2013.07.17 「東京都薬用植物園」
Ephedra sp

マオウ画像2

2013.07.17 「東京都薬用植物園」
Ephedra sp






マオウ画像1

2015.06.16 「東京都薬用植物園」
Ephedra equisetina

マオウ画像2

2015.06.16 「東京都薬用植物園」
Ephedra equisetina



マオウ画像1

2015.06.18 「東京都薬用植物園」
Ephedra equisetina

マオウ画像2

2015.06.18 「東京都薬用植物園」
Ephedra equisetina





【ネット検索から】

『 マオウ科 :マオウ属 。
学名:「 Ephedra sinica 」。
顕花植物の中ではマツなどと同じ裸子植物に属し、
もっとも原始的な分類群に属する。

日本薬局方(にほんやっきょくほう)においては、
・シナマオウ、ソウマオウ(草麻黄) Ephedra sinica
・チュウマオウ(中麻黄) Ephedra intermedia
・モクゾクマオウ、トクサマオウ(木賊麻黄) Ephedra equisetina
以上の3種を麻黄の基原植物とし、
それらの地上茎を用いると定義している。
他に
・フタマタマオウ、ソウスイマオウ(双穂麻黄) Ephedra distachya
がある。

中国原産の小低木で根茎は太く枝別れして、
地中に多数の根を深くおろします。
茎は、緑色で トクサのように稜線が数本あります。
茎の高さは30〜70cmくらいで、少し分岐し直立します。
茎の節間は3〜5cm、直径1mmくらい、
葉は退化して変形した鱗茎が、
節に対生(たいせい)または輪生につきます。

マオウはおもに乾燥した地域に分布しています。
そのため葉を小さな鱗片に変化させ、
葉からの水分の蒸散を抑制しています。
そして茎は葉に代わって
光合成を行うようになりました。

雌雄異株。
5月頃に葉腋(ようえき)に1個の花をつける。
雄花は1対の花被(苞葉)の間から1本のおしべを出し、
その頂部に2〜8個の合成花粉をつける。
雌花は苞葉に包まれ、花序をつくり、
花被と1個の胚珠からなる。
花被は胚珠を包み、一見外珠皮の観を呈するので,
かつては珠皮が2枚あるといわれた。
偽果は肉質で夏に紅熟します。

採取は、秋に地上部の茎を刈り取り、
日陰で乾燥させます。
青いままに乾燥するので、1〜2cmくらいに切ります。
これを生薬(しょうやく)で、麻黄(まおう)といいます。
発汗・解熱・鎮咳(ちんがい)・利尿薬に用いる。 』




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