ニュウコウジュ(乳香樹)



「ニュウコウジュ(乳香樹)」


温室からです。

乳香は紀元前40世紀のエジプトの墳墓から

埋葬品として発掘されているそうです。




『参考』

イエス・キリストが生誕した際に

東方の三博士(偉大な商人・偉大な医者・偉大な預言者)が

献上したもの(黄金・没薬・乳香)のなかの一つが

「ニュウコウ(フランキンセンス)」だというお話はよく知られ

クリスマスプレゼントの始まりとも言われています。

(なお、黄金は王(権力)、没薬は薬、乳香は神を意味するという。)


没薬(もつやく)とは、カンラン科コンミフォラ(ミルラノキ)属の

樹木から分泌される樹脂のことである。

「ミルラ(あるいはミル)」とも呼ばれている。

古くから香として焚いて使用されていた記録が残されている。

またミイラ作りに遺体の防腐処理のために使用されていた。





ニュウコウジュ画像1

2013.08.07 「東京都薬用植物園」

ニュウコウジュ画像2

2013.08.07 「東京都薬用植物園」



ニュウコウジュ画像1

2014.08.29 「東京都薬用植物園」
樹皮





【ネット検索から】

『 カンラン科 :ボスウェリア属 。
学名:「 Boswellia carterii 」。
熱帯の乾燥地帯に自生する常緑低木。
葉は羽状複葉。
白色または淡紅色の小花を円錐状につける。
昔は幹からとった樹脂を軟膏の基剤に用いました。
また、薫香料としては古代より用いられてきました。

本種の樹皮に下から上へ切り傷をつけると、
乳白色の油質の樹脂がにじみ出る。
数日後、乳白色から黄褐色に固まった芳香性ゴム樹脂を
生薬「乳香(ニュウコウ)」と称する。

樹脂は、産地により生育する種が異なるため、
種や産地により色や芳香のことなる
「フランキンセンス(乳香)」が採取されています。
透明感があり硬度があるものほど良質であるとされる。 』




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