【ネット検索から】 |
|
『 ビャクダン科 : ビャクダン属。
|
学名:「 Santalum album 」。
|
原産地はインドの常緑小高木。
|
栽培もされ、紀元前5世紀頃には
|
すでに高貴な香木として使われていた。
|
特にインドのマイソール地方で産する白檀が
|
最も高品質とされ、「老山白檀」という別称で呼ばれる。
|
|
初めは独立して生育するが、
|
後に吸盤で寄主の根に寄生する半寄生植物。
|
幼樹の頃はイネ科やアオイ科、
|
成長するにつれて寄生性も高まり、
|
タケ類やヤシ類などへと移り、
|
宿主となる植物は140種以上数えられる。
|
雌雄異株で周りに植物がないと生育しないことから
|
栽培は大変困難で、年々入手が難しくなっており、
|
インド政府によって伐採制限・輸出規制が掛けられている。
|
|
高さ3〜10m。
|
幹は直立して分枝し、葉は長卵形で先がとがる。
|
5月頃、小さな花が円錐状につき、
|
黄緑色から紫褐色に変わる。
|
花被片は4枚。
|
果実は丸く、紫黒色に熟す。
|
|
心材は黄褐色で香りも強く、
|
辺材になるほど白っぽく香りも少なくなる。
|
芳香は樹脂分ではなく、精油分に由来するため、
|
沈香とは違って熱を加えることをしなくても
|
十分に芳香を放つ。
|
|
白檀は、香木としてそのまま用いられるだけでなく、
|
蒸留して取られる白檀オイルの主成分サンタロールには、
|
殺菌作用、利尿作用の薬効成分があると言われ、
|
薬用にも広く利用される。
|
|
|
「栴檀は双葉より芳し」
|
白檀の中国名が「栴檀(センダン)」です。
|
この「栴檀」は「白檀」のことです。
|
白檀は発芽のころから香気を放つとされたことから、
|
大成する人は幼少のときから優れているというたとえ。
|
「
日本での栴檀」とは違うので注意が必要です。
|
|
|
|
「モクマオウ(木麻黄)」
|
モクマオウ科 : (モクマオウ)属。
|
学名:「 」。
|
モクマオウは被子植物で世界に50種以上ある。
|
属の数は1属から4属まで研究者によって異なる。
|
原産地はオーストラリアで、高さ20mにもなり
|
退化した葉が、小さな鱗片状になって、
|
小枝に輪生し、まるで
トクサのように見えるが、
|
これは乾燥に適応するためである。
|
根にはフランキア属の放線菌が共生し窒素固定している。
|
花は単性。
|
雌花は無花被で苞に囲まれ、花序は球果状になる。
|
雄花も痕跡的な花被と雄蕊各1個しかなく、花序は尾状。
』 |