カンコノキ



「カンコノキ」


6年くらい観察していたのですが、やっと見つけました。

雌雄同株で、時期も良かったので、花から果実まで撮れました。





カンコノキ画像1

2016.08.23 「東京都薬用植物園」
全体

カンコノキ画像2

2016.08.23 「東京都薬用植物園」



カンコノキ画像1

2016.08.23 「東京都薬用植物園」



カンコノキ画像1

2016.08.23 「東京都薬用植物園」



カンコノキ画像1

2016.08.23 「東京都薬用植物園」
左側は雌しべ、中央は雄しべ



カンコノキ画像1

2016.08.23 「東京都薬用植物園」
中央下は果実
熟れると実は白くなる



カンコノキ画像1

2016.08.23 「東京都薬用植物園」
種子は赤い





【ネット検索から】

『 コミカンソウ科 : カンコノキ属。
学名:「 Glochidion obovatum 」。
旧科名はトウダイグサ科。
和名は倒卵形の葉を「かんこ舟
(漁に使われた小舟)」にみなしたものといわれ、
転じて「カッコウギ」ともいう。

本州近畿地方以西、南日本に広く分布する。
落葉または半落葉の低木〜小高木で、高さ1〜6m。
雌雄同株、時に雌雄異株。
今年伸びた枝の元の方に雄花、
先の方に多量の雌花が付く。
6月から10月まで咲いている。
花弁は無く 萼は6つに分かれている。
雄花では萼片は、内外2列に配置する。
雌花の萼は開かない。
径7mmで熟れると実は白くなる。
花は次々と咲くので、同時期に様々な状態が見られる。
各室には2個の胚珠があり、
勢いが良い状態では赤い実が2つずつできる


カンコノキ属は、その花粉媒介をホソガ科ハナホソガ属の
ガに依存していることが明らかとなっている。
しかも、カンコノキ属の各種は、それぞれ特異的に
1種のハナホソガ属の種と絶対送粉共生関係にある。
このガが活動する夜間、カンコノキ属の花は特定の匂いを出し、
それを頼りの対応するハナホソガが花に飛来する。
このガの幼虫は種子食で、該当のカンコノキ属の種子を食べる。
更にガの雌成虫は幼虫の餌を確保するために、
その口吻を用いて雄花では能動的に花粉を集め、
雌花では受粉させるように振る舞うという。
つまりハナホソガは餌をカンコノキのみに依存し、
カンコノキはハナホソガだけに受粉を依存する。
ガの幼虫は必ず種子の半分以上を食べ残し、
これによってカンコノキも種子を残すことが出来る。 』





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