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『 ブナ科 : コナラ属。
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学名:「 Quercus acutissima 」。
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古名は「つるばみ」。
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漢字では櫟、椚、橡、栩などと表記する。
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(「櫟」は「イチイ」、「橡」は「トチノキ」とも表記する。)
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クヌギの語源は「国木(くにき)」または
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「食之木(くのき)」からという説がある。
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葉は互生、長楕円形で周囲には鋭い鋸歯がならぶ。
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葉は薄いが硬く、表面にはつやがある。
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新緑・紅葉が美しい。
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紅葉後に完全な枯葉になっても
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離層が形成されないため枝からなかなか落ちず、
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2月くらいまで枝についていることがある。
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これは同属のカシワと同様である。
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花は雌雄別の風媒花で4〜5月頃に咲く。
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雄花は黄色い10cmほどの房状に小さな花をつける。
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雌花は葉の付根に非常に小さい赤っぽい花をつける。
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雌花は受粉すると実を付け翌年の秋に成熟する。
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実は他のブナ科の樹木の実とともにドングリとよばれる。
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ドングリの中では直径が約2cmと大きく、
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ほぼ球形で、半分は椀型の殻斗につつまれている。
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殻斗のまわりにはたくさんの鱗片がつく。
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この鱗片は細く尖って反り返った棘状であり、
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この種の特徴でもある。
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実は渋味が強いため、そのままでは食用にならない。
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クヌギは成長が早く植林から10年ほどで
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木材として利用できるようになる。
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伐採しても切り株から萌芽更新が発生し、
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再び数年後には樹勢を回復する。
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持続的な利用が可能な里山の樹木のひとつである。
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縄文時代の遺跡からクヌギの実が
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土器などともに発掘されたことから、
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灰汁抜きをして食べたと考えられている。
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樹皮は「ボクソク」という生薬であり、
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漢方薬に配合される。
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