カミキリムシ(髪切虫、天牛)



「カミキリムシ(髪切虫、天牛)」


農業関係の方たちからは害虫として嫌われています。。




『参考』

「マツクイムシ」

「飛んで移動できるカミキリムシの成虫は、
植物の伝染病などを媒介する「ベクター」の役割も果たす。
たとえば「マツクイムシ」と呼ばれる「マツノマダラカミキリ」は
日本の在来種だが、
20世紀前半頃にマツを枯らす線虫の一種
「マツノザイセンチュウ」が北アメリカから日本に侵入、
以降は線虫を媒介するとして線虫共々
「マツクイムシ」として恐れられ、
駆除が進められるようになった経緯がある。」


「ベクター(媒介者)」
「媒介者(ばいかいしゃ)とは、それ自身は病原体でないが、
病原体をある宿主から他の宿主へ運ぶことで
感染症を媒介する生物のことである。
代表的な例
・カ:マラリア、日本脳炎、デング熱、黄熱病など
・ノミ:ペストなど
・イヌ、コウモリなど多くの哺乳類:狂犬病 」


昔、生家の裏の高松・五剣山の松がほぼ全滅し
原因は「マツクイムシ」って聞いていたのだが、
なんと「カミキリムシ」が犯人だったとは・・・。





キボシカミキリ画像1

2017.09.22 「東京都薬用植物園」
キボシカミキリ



キボシカミキリ画像1

2017.09.22 「東京都薬用植物園」
キボシカミキリ






ゴマダラカミキリ画像1

2012.07.26 「自宅ベランダ」
ゴマダラカミキリ





【ネット検索から】

『 全世界の熱帯から亜寒帯まで、
陸上性の多年生植物がある所にはたいてい分布する。
名前がついているものだけで約2万種、
日本だけでも800種ほどが知られる。
漢字表記の一つ「天牛」は中国語に由来し、
長い触角をウシの角になぞらえたものである。
成虫は植物の花、花粉、葉や茎、木の皮、樹液などを食べる。
植物の丈夫な繊維や木部組織をかじりとるため、
大顎もそれを動かす筋肉もよく発達する。
うかつに手で掴むと大顎で咬みつかれることがあり、
大型種では出血することもあるので注意が必要である。
カミキリムシという呼び名も、
髪の毛を切断するほど大顎の力が強いことに由来する。
(「噛み切り虫」からという説もある)

「キボシカミキリ(黄星髪切)」
カミキリムシ科:フトカミキリ亜科
学名:「 Psacothea hilaris 」
黒色の体に黄白色の斑点があるカミキリムシ。
住んでいる場所によって、色や斑紋に変異が大きい。
クワやイチジクの害虫。
体長は14〜30mm。
触角は長く、体長の約2倍ほどで、
白色微毛の環がある。

「ゴマダラカミキリ (胡麻斑髪切)」
カミキリムシ科:フトカミキリ亜科 :ゴマダラカミキリ属
学名:「 Anoplophora malasiaca 」
成虫の体長は2.5cm〜3.5cmほどで、全身が黒い。
特に前翅は光沢のある黒色に白い斑点が並んでいてよく目立ち、
和名もこれに由来する。
フトカミキリ亜科としては大型で姿が目立ち、
また、食樹も広範であるため
都市部の街路樹、庭木、公園樹木でもよくみられ、
国産カミキリムシ中で最もよく知られる種の一つである。
食樹が非常に幅広いのが特徴で、
ミカン類、ヤナギ、クリ、クワ、イチジク、
プラタナス、シラカバなど多岐にわたる。 』




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