バニラ



「バニラ」。


温室の天井に向かっての撮影になるので、どうしても逆光です。

職員さんは梯子に登ってでの撮影だから羨ましいなあ。


実際の色は、もうちょっとクリーム色になります。

昨年からたくさん咲き出しました。


人工授粉は中央のラッパ状の奥にて行われました。

爪楊枝が使用されたのも頷けます。

珍しい 種子 はこちらから。




画像1

2009.02.20「東京都薬用植物園」

画像2

2009.03.08「東京都薬用植物園」





【ネット検索から】

『 ラン科 :バニラ属。
バニラはランの仲間では珍しいつる性の植物です。
蔓(茎)は樹木やそのほかのものにからんで成長していきます。
長いときは60mを超えるものもあります。
種子は香料の原料となるが、収穫した豆(種子鞘)には香りはない。
ここから発酵・乾燥を繰り返す「キュアリング」を行う事によって
初めて独特の甘い香りがするようになります。
鞘の中には非常に微細な黒色の種子が無数に含まれています。
バニラは実はメキシコ原産のランの一種です。
縁の近い(同じバニラ属に属する)種類は,
世界中の熱帯に約20種類が知られています。
茎には長さ20センチ程度の肉厚な葉を互い違いにつけ,
その根元から出る短い茎に,花を20〜30個まとめてつけます。
大きさは6センチくらいで,白〜淡い黄色,黄緑色と派手さはありませんが,
カトレヤのような,きれいな花を咲かせます。
しかし,花の寿命は一般のランに比べるとずっと短く,普通は1日しかもちません。
原産地ではハリナシバチ(ミツバチ科)が花粉を運び、受粉した花は半年以上かかって、
長さ30センチほどにもなるインゲン豆のような果実になります。
完全に熟した果実の中には,長さ数ミリの堅くて黒い種子がたくさん入っています。
ランの種子は粉のように細かいのが一般的ですので,
バニラの種子はランの中では破格に大きなものです。
このようにランの中では変わったことづくしのバニラは,
観賞用以外の商業栽培がなされる唯一のランとして,
マダガスカルを中心に世界中の熱帯地域で栽培されています。』




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