ハス(蓮)



「ハス(蓮)」


ハスを何種類か掲載します。


種子の画像を追加しました。




以前から不思議に思ってはいたのですが・・・・・

種子になる部分の上に乗っかっている緑の物体の正体って?

形もいくつかあるようだし、あったりなかったり。


めしべは子房、花柱、柱頭からできています。

柱頭の先に帽子が出来るのかな?

その正体は何なんでしょう!!

またその意義は!!



異型の花托にはどうやら2種類あるようです。

1.花托形成時にその成分が雌しべの周りからはみ出た。
   (「西湖蓮(セイコレン)」他数種独特な形態
     但し、出来たり出来なかったりする)

2.花托が未熟のままで雌しべを覆いきれなかった。

詳細が判明したらまた記載します。




「参考」


『ハスの花』

ハスの花の寿命は4日間と言われます。

やがて、成長した花托(かたく)は緑色になり、

茶褐色の果托(かたく)に成長し、

蜂の巣状の穴の中にある実も、熟して黒色に変色します。

ハスの花は、「雄しべ」より「雌しべ」が先に成熟する。


『花托』

花床ともいう。

花柄の先で花がついている部分を花托といい、

外側から、がく(がく片)、花冠(花弁)、

雄しべ、雌しべの順についています。

花によって形がちがう。

なお、ハスの花では花托がロート状に肥大し、雌しべを覆い、

雌しべの柱頭以外の部分は花托(かたく)の中にあって、

複数の柱頭を花托の表面に出している(集合果)。





画像1

2009.07.02 「東京都薬用植物園」
「西湖蓮(詩仙堂西湖蓮)」

画像2

2009.07.02 「東京都薬用植物園」
「西湖蓮(詩仙堂西湖蓮)」



画像3

2009.07.02 「東京都薬用植物園」
「西湖蓮」

画像3-2

2009.07.22 「東京都薬用植物園」
「西湖蓮」



画像4

2009.07.03 「立川昭和記念公園」

画像5

2009.07.03 「立川昭和記念公園」



画像6

2009.07.03 「立川昭和記念公園」



画像7

2009.07.14 「東京都薬用植物園」

画像8

2009.07.14 「東京都薬用植物園」






「花托」



画像1

2009.07.02 「東京都薬用植物園」
「西湖蓮(詩仙堂西湖蓮)」
花托の成分が雌しべの周りからはみ出た?

画像2

2009.07.02 「東京都薬用植物園」
「西湖蓮(詩仙堂西湖蓮)」
花托の成分が雌しべの周りからはみ出た?



画像1

2013.08.03 「東京都薬用植物園」
「西湖蓮(詩仙堂西湖蓮)」
花托の成分が雌しべの周りからはみ出た?
果托にはならなかった

画像2

2013.08.03 「東京都薬用植物園」
「西湖蓮(詩仙堂西湖蓮)」
花托の成分が雌しべの周りからはみ出た?
果托にはならなかった



画像1

2013.07.27 「東京都薬用植物園」
未成熟な花托

画像2

2013.07.27 「東京都薬用植物園」
未成熟な花托
雌しべが1個押し出されたようです



画像1

2013.07.27 「東京都薬用植物園」

画像2

2013.07.27 「東京都薬用植物園」



画像1

2013.07.31 「東京都薬用植物園」
未成熟な花托
雌しべが花托からはみでています
かつ1つは覆いきれなかった






花の寿命を「花托」から見てみると

「雌しべ」が先熟がよくわかります



画像1

2013.08.08 「東京都薬用植物園」
「まこと蓮」
1日目



画像1

2013.08.09 「東京都薬用植物園」
「まこと蓮」
2日目



画像1

2013.08.10 「東京都薬用植物園」
「まこと蓮」
3日目



画像1

2013.08.22 「東京都薬用植物園」
「まこと蓮」
4日目(同じ花ではないのですが)






ハスの花の寿命は4日間と言われます。

さすがに全ては撮影できませんが、こんな感じということで。



画像7

2017.07.23 「東京都薬用植物園」
1日目

画像8

2017.07.22 「東京都薬用植物園」
1日目



画像7

2017.07.22 「東京都薬用植物園」
2日目
もう閉じかけています

画像8

2017.07.23 「東京都薬用植物園」
2日目
満開ですが、この後閉じます



画像7

2017.07.23 「東京都薬用植物園」
3日目
夜になっても開いたままです



画像8

2017.07.23 「東京都薬用植物園」
4日目
本日花びらは落下します





【ネット検索から】

『 ハス科 :ハス属 。
学名:「 Nelumbo nucifera 」。
多年性水生植物。
蜂の巣状の花托に果実が実ることから、
ハチス→ハスという名になったと言われている。
根の部分(実際は地下茎)は食用にされ、
蓮の根すなわち蓮根(レンコン)と呼ばれる。
原産地はインド亜大陸とその周辺。

地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出す。
草高は約1m、茎に通気のための穴が通っている。
水面よりも高く出る葉もある ( スイレンにはない)。
葉は円形で葉柄が中央につき、
撥水性があって水玉ができる(ロータス効果)。
花期は7〜8月で白またはピンク色の花を咲かせる。

なお、果実の皮はとても厚く、
土の中で発芽能力を長い間保持することができる。
昭和26年(1951年)3月、
千葉市にある東京大学検見川厚生農場の
落合遺跡で発掘され、理学博士の大賀一郎が
発芽させることに成功したハスの実は、
放射性炭素年代測定により今から2000年前の
弥生時代後期のものであると推定された(大賀ハス)。

ハスの花はレンゲ(蓮花)と呼ばれ、
7月の誕生花であり、夏の季語。 』



ロータス効果とは、
材料工学において、
ハス科の植物に見られる自浄性を指す用語。
ハス効果とも。
ハスの葉を研究した植物学者により、
そこに天然の自浄機構が備わっていることが発見された。

ハスの葉はその微細構造と表面の化学的特性により、
決して濡れることがない。
葉の表面についた水は表面張力によって
水銀のように丸まって水滴となり、
泥や、小さい昆虫や、その他の異物を
絡め取りながら転がり落ちる。
この現象がロータス効果として知られる。 』




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