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『 バショウ科 :バショウ属。
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バナナの原種は2種。
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学名は「 Musa acuminata 」と「 Musa balbisiana 」。
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バショウ科バショウ属のうち、
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果実を食用とする品種群の総称。
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また、その果実のこと。
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幾つかの原種から育種された多年草である。
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原産地は熱帯アジア、マレーシアなど。
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「バナナの木」と言われるように、高さ数mになるが、
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竹類などと同様に草本であり、
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正確には果物ではなく野菜(果菜)に分類される。
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その高く伸びた茎のような部分は偽茎(仮茎)と呼ばれ、
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実際には、葉鞘が幾重にも重なりあっているものであり、
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いわばタマネギの球根を引き延ばしたようなものである。
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花(花序)は偽茎の先端から出て、
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下に向かってぶら下がる。
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花序は1本の果軸に複数の果房(果段)がつき、
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各果房には10〜20本程度の果指から成っている。
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大きな花弁に見えるのは苞葉で、
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果指の部分が本当のバナナの花である。
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花は長くても次の日には枯れる。
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果指一つ一つが一本のバナナに成長し
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果房がバナナの房となる。
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栽培過程では、成長を助けるために、
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10果房(果段)くらいになると
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残った花は切り取られてしまう。
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なお、開花は一本の偽茎につき一回のみで
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開花後は株元から吸芽を出して枯れてしまう。 』 |