ホソバイヌビワ(細葉犬枇杷)



「ホソバイヌビワ(細葉犬枇杷)」


あまり葉幅が狭くないのですが。


高松で、「イヌビワ(犬枇杷)」と思われる写真を撮りましたので掲載しますね。





ホソバイヌビワ画像1

2010.05.12 「東京都薬用植物園」
ホソバイヌビワ

ホソバイヌビワ画像2

2010.05.12 「東京都薬用植物園」
ホソバイヌビワ



ホソバイヌビワ画像3

2010.05.12 「東京都薬用植物園」
ホソバイヌビワ

ホソバイヌビワ画像2

2010.06.05 「東京都薬用植物園」
ホソバイヌビワ






イヌビワ画像4

2009.05.24 「讃岐牟礼・五剣山」
イヌビワ

イヌビワ画像5

2009.05.24 「讃岐牟礼・五剣山」
イヌビワ






イヌビワ画像4

2014.08.01 「東京都薬用植物園」
イヌビワ
雌株の花嚢(右)と雄株の花嚢(左)
雄株の花嚢は基部が細長く伸びている
黒紫色に熟して食べられるのは右側の雌株の花嚢
が、そんなに美味しくはないらしい





【ネット検索から】

『 クワ科 : イチジク属。
イヌビワの学名:「 Ficus erecta 」。
ホソバイヌビワの学名:
「 Ficus erecta forma sieboldii 」。

別名「イタビ」、「姫枇杷」。
樹高4m前後の落葉低木である。
「ホソバイヌビワ」は「イヌビワ」の品種であり、
イヌビワの葉幅が3.5〜8cmであるのに比べ、
1.5〜3cmと狭い点で区別される。
葉の縁が不明瞭に大きく波打つことも特徴である。

幹はウツギのように中空。
葉柄をちぎると白い乳液が出る。
雌雄異株で花期は4〜5月頃。
夏葉の間に花なくして実(イチジク状花序)を結ぶ。
果実は熟すと黒紫色となる。
秋に黄葉し、落葉する。

果実(正確にはイチジク状果という偽果の1種)が
ビワに似ていて食べられるが、
ビワに比べ不味であることから「イヌビワ」の名がある。
なお、 ビワはバラ科で、本種とは近縁関係にない。
万葉集に詠われている「ちちの実」とは、
「イヌビワ」のことと言われる。


『蜂との共生』

イヌビワの花序には、他の多くのイチジク属植物と同様に、
イチジクコバチ科の蜂「イヌビワコバチ
(体長1〜2mmほど)」が寄生する。

雄花序の奥側には雌花に似た「虫えい花」
(花柱が短い)があり、これに蜂が産卵する。
幼虫は「虫えい花」の子房が成熟して果実状になると
それを食べ、成虫になる。
初夏になると雌成虫は外に出るが、
雄成虫は花序の中で雌成虫と交尾するだけで一生を終える。
雌成虫は雄花序の出口付近にある雄花から花粉を受け、
この頃(初夏)に開花する雌花序に入った際には授粉させるが、
ここでは子孫を残せず、さらに雄花序に入ったものだけが産卵し、
翌年春にこれが幼虫になる。

コバチが花粉を運んできてくれる代わりに、
イヌビワはコバチに産卵場所(胚珠)を提供します。 』





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