ミョウガ(茗荷)



「ミョウガ(茗荷)」


知人から「ミョウガ」を頂きました。

市販品は、先っぽが籾殻などで覆われているので白っぽく、

こちらは自然のままなので陽を浴びて緑っぽくなっています。



名前が似ているツユクサ科の「 ヤブミョウガ」はこちらから。



『参考』

大陸から「ショウガ」とともに持ち込まれた際、
香りの強いほうを「兄香(せのか)」、
弱いほうを「妹香(めのか)」と呼んだことから、
これがのちに「ショウガ」・「ミョウガ」に転訛したとの説が有力である。

東アジア(温帯)が原産。
日本の山野に自生しているものもあるが、
人間が生活していたと考えられる場所以外では見られないことや、
野生種がなく、5倍体(基本数x=11、2n=5x=55)であることなどから、
大陸から持ち込まれて栽培されてきたと考えられる。
花穂および若芽の茎が食用とされる。
雌雄同株で、花器にも雄蕊、雌蕊とも揃っている両性花が開花するが、
5倍体のため、受精しても親と同じ数の染色体数になることは稀で、
繁殖は地下茎による栄養体繁殖が主体である。

俗に「食べると物忘れがひどくなる」と言われているが、
学術的な根拠はなく、栄養学的にそのような成分は含まれていない。
それどころかミョウガの香り成分には
集中力を増す効果があることが明らかになっている。
無機成分では窒素とカリウムが多く含まれ、食物繊維(粗繊維)が多い。





ミョウガ画像1

2018.09.01 「東京都薬用植物園」



ミョウガ画像1

2018.09.01 「東京都薬用植物園」



ミョウガ画像1

2018.09.01 「東京都薬用植物園」



ミョウガ画像1

2018.09.01 「東京都薬用植物園」



ミョウガ画像1

2018.08.10 「知人から」

ミョウガ画像2

2018.08.10 「知人から」





【ネット検索から】

『 ショウガ科 : ショウガ属。
学名:「 Zingiber mioga 」。
根茎で繁殖する多年草で、
香辛料として幼芽や花芽を食用にする。
草丈40〜100cm程になり、
根元より花茎を出し花を咲かせる。

みょうがと呼ばれるものには、大きく分けて2種類
「花みょうが」と「みょうがだけ」があります。
「花みょうが」は地下茎の先にできた花穂(蕾)で、
食するのは未開花状態のもので、
食の主体となる淡い紅紫色をした葉状の部分は苞に当る。
「花みょうが」を縦切りにすると葉状の苞が多数あり、
それぞれのつけ根に小さな花の蕾ができている。
花は一日花で、いったん開花すると
日毎に苞の腋から新しい花を開き、咲き続ける。
「みょうがだけ」はまだ葉が展開する前の茎葉を
軟化促成栽培したものである。
「花みょうが」も「みょうがだけ」も
いずれも食用として利用されています。

魏志倭人伝に記された倭国の様子から、
3世紀には「ミョウガ」があったらしい。 』





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