アオダモ



「アオダモ」


野球のバットの材料で有名です。

はるか昔、甲子園を目指していました。

今は金属バットですが、当時はありませんでした。

で、普段は竹バット、公式試合のみ木製バットが使用できました。


ネット検索では、

「アオダモの開花はほぼ5年おきになっているということです。」

らしいのですが、今のところ毎年咲いています。

まだ若いせいでしょうか。



別名に「アオタゴ」があります。

同じモクセイ科でヒトツバタゴ属の「 ヒトツバ(一つ葉)タゴ」はこちらから。


名前が似ているクスノキ科シロダモ属の「 シロダモ」はこちらから。




『参考』(ネット検索から)


興味ある実験および解説を見つけましたのでご紹介します。

アオダモの枝で本当に水が青くなるのか

ありがとうございます。




『参考』(ネット検索から)

「森林総合研究所林木育種センター」
「北海道育種場内に生育するアオダモの9年間の着花状況」から抜粋
(更新日:2013年2月25日)

「アオダモの大きな特徴のひとつは、その性表現にあります。
一見すると、どの個体も同じような白い円錐花序をつけていますが、
個々の花を観察すると、雄蕊2本のみを持つ雄性花をつける雄性株と
雄蕊2本と雌蕊1本を持つ両性花をつける両性株とが混在しています。
このように雄性株と両性株からなる雄性両全性異株性の植物は極めて少なく、
両性株が正常な花粉を生産しない「見せかけの」雄性両全性異株を除く、
両性株が生殖能力をもつ花粉を生産する「真の」雄性両全性異株性の植物は、
10種程度に過ぎません。
アオダモは、数少ない「真の」雄性両全性異種性植物のひとつです。

もうひとつ、アオダモの繁殖を特徴づけるのは、
5〜7年間隔で見られる「マスティング(豊凶)」です。
ただし、9年間の調査では
アオダモのマスティングの機構を解明するには不十分であり、
今後も調査を継続する必要があります。 」





アオダモ画像1

2015.04.28 「東京都薬用植物園」
雌株

アオダモ画像2

2015.04.28 「東京都薬用植物園」
雌株



アオダモ画像1

2015.04.29 「東京都薬用植物園」
雌株



アオダモ画像1

2017.04.19 「東京都薬用植物園」
両性花(複数の花びらが入り組んでいます)
4枚の花弁、2本の雄しべ、1本の雌しべがある。



アオダモ画像1

2017.04.20 「東京都薬用植物園」
両性花(で、ばらしてみました)
4枚の花弁、2本の雄しべ、1本の雌しべがある。



アオダモ画像1

2015.04.29 「東京都薬用植物園」
若い果実

アオダモ画像2

2015.05.17 「東京都薬用植物園」
果実



アオダモ画像2

2015.04.28 「東京都薬用植物園」






アオダモ画像2

2019.04.13 「東京都薬用植物園」



アオダモ画像2

2019.04.17 「東京都薬用植物園」



アオダモ画像2

2019.04.17 「東京都薬用植物園」



アオダモ画像2

2019.04.17 「東京都薬用植物園」



アオダモ画像2

2019.04.17 「東京都薬用植物園」



アオダモ画像2

2019.04.17 「東京都薬用植物園」





【ネット検索から】

『 モクセイ科 :トネリコ属 。
学名:「 Fraxinus lanuginosa f. serrata 」。
落葉広葉樹。
別名:「コバノトネリコ」、「アオタゴ」。
なお、トネリコの別名は「タモ」、「タゴ」。
アオダモの「アオ」の由来は
雨上がりに樹皮が緑青色になること、
枝を水に浸けて暫くすると水が青い蛍光色になること、
高級感を出すために黒墨に加えて
青墨を作るための着色剤として利用されたこと、
青い染料に利用されたことによる、などといわれる。

樹高は10〜15m、太さは50cm程になるが成長は遅い。
葉は奇数羽状複葉で、3〜7枚の小葉が対生する。
小葉は10〜15cmほどで淡緑色、周囲は波状小鋸歯がある。
花は春に咲く。
雌雄異株。
円錐花序に白い5〜6mmの小花を多数つける。
花冠は4全裂し、裂片は線形である。
両性花には雌蕊と2本の雄蕊、
雄花には雌蕊がなく2本の雄蕊がある。
秋には果実が成熟する。
長さ2〜4cm、幅3〜5mmほど、
膜状の羽根を持つ翼果で風を利用し遠くまで飛ばす。

材質は堅く強いが粘りがある。
日本では木製のスポーツ用品の材料、
とくに野球で使われる木製バットの原料として知られる。 』




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