ナンバンギセル(南蛮煙管)



「ナンバンギセル(南蛮煙管)」


テレビで放送されたせいで、大勢の方が来られていました。

イネ科やカヤツリグサ科などの単子葉植物に寄生することで知られています。



同じハマウツボ科の寄生植物、「 ヤセウツボ」はこちらから。




『参考』(2017.10.04)

「単子葉植物」

被子植物は単子葉類と双子葉類に分類されます。
(被子植物は、将来「種子」になる「胚珠」が
「子房」に被って隠れている植物のこと)

単子葉類と双子葉類の違いは、

1.子葉の数
   種から最初に出てくる葉っぱの枚数が1枚か、2枚か。

2.葉脈の通り方
   平行か、網目状か。

3.茎の維管束の並び方
   バラバラか、輪になっているか。

4.根のタイプ
   ひげ根か、主根と側根か。

の4つです。

なお、最初に出ているのが単子葉、次が双子葉の説明です。

「中1理科の解説」からでした。





ナンバンギセル画像1

2009.09.10 「立川昭和記念公園」

ナンバンギセル画像2

2009.09.10 「立川昭和記念公園」



ナンバンギセル画像3

2009.09.10 「立川昭和記念公園」
ススキ



ナンバンギセル画像3

2014.08.29 「東京都薬用植物園」






オニドコロ(ヤマノイモ科)」に寄生している「ナンバンギセル」です。

ススキ以外の単子葉植物での試みだそうです。

見事に成功です。



ナンバンギセル画像1

2017.09.26 「東京都薬用植物園」



ナンバンギセル画像1

2017.09.26 「東京都薬用植物園」



ナンバンギセル画像1

2017.09.26 「東京都薬用植物園」
黄色い粒々状の種子





【ネット検索から】

『 ハマウツボ科 :ナンバンギセル属 。
学名:「 Aeginetia indica 」。
草丈は10〜20cm。
葉緑素を持たないがゆえに
自分で光合成をして生長することができず、
他の植物の根に寄生してそこから養分を取りながら
生育する寄生植物です。
発芽して生長し、花後タネを結んで枯れる
生育サイクルを1年以内におこなう一年草です。

寄生するのは主にイネ科やカヤツリグサ科などの
単子葉植物で、具体的には ススキ、サトウキビ、
ミョウガ、ギボウシなどが挙げられます。
花柄の先端にはぷっくりとふくらんだ萼(がく)があり、
そこから淡い紅紫色(まれに白色)の花を一輪、
うつむきかげんに咲かせます。
花は筒状で先端が浅く5つに切れ込んでいます。

古くから日本で親しまれていた植物で、万葉集では
「思草(おもいぐさ)」の名前で登場しています。
全草を採取して、日干しにして乾燥させ、
強壮や喉が腫れて痛むなどの場合に煎じて服用する 。 』




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